『クリミナル 2人の記憶を持つ男』を見たんだ【映画】



すごく豪華な出演者ですね。

何気に一昔前の主役級と

これから主役をはっていくであろう

いきのいい若手がたくさん出演している。

大作でもないし、賞にからむような問題作でもないのに、

この充実ぶりはなんなのかよくわからない。

監督も巨匠とか大物監督っていうわけでもないし。

中身は娯楽サスペンスで

ちょっとバカバカしいぐらいのスパイアクションです。

重要な情報を持ったまま死んだCIAエージェントの脳から

情報を取り出す。

その方法とは脳の信号パターンをコピーして

生きてる人間の脳に移植するみたいな方法で、

死んだCIAエージェントをライアン・レイノルズがやってて、

移植される男をケヴィン・コスナーがやってます。

ケヴィン・コスナーは死刑囚。

子供のときの虐待で頭に怪我してて、

それで脳機能が一部損傷してて

他人への共感ゼロですぐ切れる、

暴力にためらいがない男。

その損傷だか未使用だかの脳の領域に

ライアン・レイノルズの信号パターンを焼きこむことで

ライアン・レイノルズの記憶が転送されるみたいなことらしい。

メカニズムははっきりいってよくわからない。

その研究をしていたのが

トミー・リー・ジョーンズ博士なんすけど全然科学者に見えません。

トミー・リー・ジョーンズにしか見えない。

CIAの現場監督はゲイリー・オールドマンがやってます。

なんかこういう役やってるゲイリー・オールドマンって

よく見かけるなあみたいな感じで

指令室でわめいたり怒ったりしてます。

こちらももはやゲイリー・オールドマンにしか見えない。

この二人にくらべると

ケヴィン・コスナーはけっこういい感じの演技してましたね。

暴力的な犯罪者が

他人の記憶を書き込まれたことによって

だんだん人間性を取り戻していくみたいなのを

うまく演じてましたよ。

アクションシーンもけっこうおもしろいんすよ。

ケヴィン・コスナーもけっこうな年だと思うんすけど、

なかなかいい動きを見せる。

なんか泥臭いアクションなんすよ。

スマートな感じじゃなくて

暴力ジジイが力任せにぶん殴るみたいな

荒れた感じのアクションがいい味出ててよかったですね。

記憶の移植という大嘘に、

あらゆる軍事施設にアクセスできるソフトを開発したハッカーに

無政府テロリストとか大味な大嘘てんこ盛りなのに

ケヴィン・コスナーのヤサグレた腕力頼みの暴力ジジイ感が

すべてを飲み込み妙な現実感を醸し出している。

ケヴィン・コスナーは伊達じゃないっすね。

80年代90年代のスター俳優って

なんだかんだいって演技はうまいんだなあと思いましたね。

そんな感じで前半、中盤とおもしろくてよかったんすけど、

後半、ガル・ガドットとの家族ドラマみたいなのが

始まりだすとなんだかつまらなくなってしまう。

ガル・ガドットはライアン・レイノルズの奥さんです。

小さな娘がいるんだけど、

この娘はケヴィン・コスナーにすぐなつきすぎじゃないすかね?

お父さんの記憶がケヴィン・コスナーに転送されてるとはいえ、

見た目はむさいジジイですよ。

知らない危なそうなおっさんに

父親のように懐く娘。

まあ、娘は純真なのでケヴィン・コスナーの中に生きる

ライアン・レイノルズの気配を超自然的な感覚で

感じ取ってるということなんだろうけど、

どうも無理やりな感じがして萎えたなあ。

ガル・ガドットもすぐにケヴィン・コスナーを受け入れちゃうし。

続編とかあるのかな。

あの終わり方だったら

シリーズでやりそうだったけどないかあ。


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