『零戦黒雲一家』を見たんだ【映画】



バ・カ・ヤ・ロ。

石原裕次郎の戦争映画。

裕さんが零戦乗りを演じてます。

太平洋戦争末期、

南方の島に取り残された部隊のもとに

石原裕次郎が新任の隊長としてやってきます。

物資の補給も人員の補充もなく、

本隊から見放されたとやけになってる隊員たち。

そのリーダー格が二谷英明。

俺たちに玉砕しろと命令しに来たんだろと

石原裕次郎に反発する隊員たちだが、

裕さんの男のでっかさを知り、

裕さんを隊長として徐々に認めていく。

だがしかし戦線は末期。

米軍機の爆撃は激しさを増し、

島の陥落も近い。

行き場のない彼らの運命はいかにと。

そんな感じのストーリーです。

けっこうシリアスな戦争映画なんだけど、

娯楽性もあって

気難しい顔して見なくていい感じ。

女が島に流れ着いたりするんだよ。

うえーいっ女だ女だとわきあがる男たち。

しかも、その女が昔の二谷英明の女で、

人気歌手だったのが慰安婦になってる。

二谷英明がその女に言い寄る上官を殴ったことで

二谷英明は南方に飛ばされ、

女は慰安婦をやらされてという過去がある。

裕ちゃんが太鼓叩いたりもします。

俺たちゃまだまだやれるぜと

最後の宴に太鼓叩いて盆踊り。

なんだこりゃみたいな。

まあ、実際はあの時期のあの状況は

地獄みたいなもんで

女ではしゃいだり、

太鼓叩いて踊る元気もなかっただろうけどね。

あと、けっこう飛行機の映像がいいんすよ。

実際の飛行機が地面すれすれを飛んできたりとか

やっぱ迫力ありますよ。

ミニチュアを使った特撮のところと組み合わせて

うまく作ってあったように思います。

オープニングクレジットに

ギャグ協力、永六輔ってあったのは、

バカヤロの部分なんですかねえ。

二谷英明がいたずら心で、

島の地元民の子供に日本語でありがとうは、

バカ野郎っていうんだと教えて

子供が裕次郎にバカヤロと笑顔で言う。

最後の出撃のところでも

このバカヤロがでてきて

なんだかジーンくるんだよなあ。

たわいのないいたずらや冗談で笑える日常が

なんと幸せなことなんだろって。

二谷英明のお互い次は戦争のない世の中に

生まれたいもんですなというセリフも

爽やかにさらっと言うんだけど重みがありますね。


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