『命売ります/三島由紀夫』を読んだんだ【読書】



まるで村上春樹の小説を読んでいるようだった。

文体はまるで違うんすけど、

話は村上春樹の小説みたいで

なんか笑っちゃったな。

主人公の男はなんの取り柄もない男だけど、

ふとしたことで勘違い。

世間を見下す態度で特別な人間を気取りだす。

それがよかったのか、

女のほうから寄ってきて簡単にセックス。

欲しくもない金も手に入る。

怪しげな秘密の組織とか出てくるし、

吸血鬼の女とかも出てくるし、

なんだかとっても村上春樹っぽい。

文章はまったく違うんすけどね。

ラストは村上春樹っぽくはなかった。

なんだか平凡な終わり方でいまいちだったですね。

これこそ尻すぼみ小説って感じですか。

出だしはおもしろそうで

終わりがいまいち。

三島由紀夫の小説って読みにくい文章のものが多いから

こういう読みやすいのは

読みやすいっていうだけでありがたいというかなんというか。

三島由紀夫のめちゃおもな小説として

同じように宣伝されるもので

三島由紀夫レター教室」っていうのもあるけど、

どっちも三島由紀夫の小説の中で

おもしろい部類にはあんまり入らないんじゃないすかね。

おもしろい三島というより、

読みやすい三島っていうとこに入るんじゃないすか。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/449837787

この記事へのトラックバック