『ハドソン川の奇跡』を見たんだ【映画】



非常に興味深い映画でしたね。

現実とシミュレーション。

シミュレーションのためのシミュレーションでは

まったく現実に即さない。

シミュレーションをするならば

パラメーター設定をよく考えなければ意味がない。

データをテストしたり計算したりするときは

気を付けないといけないっすね。

実話をもとにした映画で、

主演はトム・ハンクスで監督はクリント・イーストウッドということで

安定の組み合わせで

きっちり楽しめました。

まあ、考えれば考えるほど奇跡だなあ。

バードストライクでエンジン2基が破損して

墜落寸前の飛行機がまさかの生還。

ハドソン川に緊急着陸。

船による救助。

町中に墜落する可能性もあったし、

着水失敗で大破する可能性もあったし、

船や橋に接触する可能性もあったし、

川での救助が遅れて寒さで犠牲者がでる可能性もあったが、

すべてうまくいって犠牲者なし。

まさに奇跡と言える。

機長は乗客を救った英雄と称賛されるのだが、

その後の調査で機長の判断は正しかったのか、

もしかしてその判断は危険な判断ではなかったのかと

責任を問われる流れになる。

調査委員会はバードストライクから飛行場に引き返して

無事に着陸できるというシミュレーション結果をもとに

機長の判断ミスと結論したがるが、

そのシミュレーションは現実に即してるのかと。

まあね。

こういうことやりがちですね。

計算上ではうまくいくものが

たいてい現実ではうまくいかない。

経済学が実際には役に立たないみたいなもんで、

結果ありきで

逆算してうまくいくようなシミュレーションをするみたいな。

実際は結果がわからない時点で

決断をしなければならないんすよねえ。

エンジン故障から引き返して空港に無事着陸できるという

シミュレーションは、

不具合発生から各手順によるリカバリーを試みる時間や

状況判断、意思決定に要する時間は

まったく考慮してないものだったんすよ。

引き返して無事空港に着陸するという結果から

逆算してパイロットがこうやったらいいというのを

導き出してるだけ。

それは現実かと。

シミュレーションのためのシミュレーションになっちゃったら

シミュレーションの意味ないよっていうね。

そんな机上の空論で最高の判断をヒューマンエラーにされたら

たまっちゃもんじゃないよみたいな。

まあ、なんかいい話だったですね。

エンジンに鳥が突っ込んで墜落寸前になったのは不幸だけど、

そのあと、人それぞれ自分の持ち場の仕事を

きっちりこなしたおかげでみんな無事だったというのは

最高に幸運なわけで。

起きるべくして起きた奇跡ともいえるのかな。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック