『乳母車』を見たんだ【映画】



いやー、若いっすね。

石原裕次郎が若い。

若くてかっこいいです。

酒太りしてない裕ちゃんってかっこいいんすね。

爽やかわんぱく坊主な裕次郎は

キラキラと輝いてますね。

つっかけで走るシーンとかの

肉体の躍動感が半端ない。

若いっていいなあみたいな。

芦川いづみも若いです。

アップになるとニキビがいっぱいで、

目立ってしまうんだけど

それも若さって感じっすね。

どことなく杏氏に似てますね。

髪型と輪郭でそう見えるだけかな。

内容は不倫ドラマです。

石原裕次郎の姉と芦川いづみの父親が不倫する。

それで家庭は?愛人は?子供は?どうなるのかっていうドラマです。

父親役の宇野重吉の吉岡秀隆感がすごい。

一度、吉岡秀隆に見えると

もう吉岡秀隆にしか見えないほどの宇野重吉の吉岡秀隆感。

何考えてんのかよくわかんない、

とらえどころのない男っていうかねえ。

呑気というか上の空というか、

宇野重吉が諸悪の根源といえばそうなのだが、

宇野重吉自身はなんだか他人事みたいな感じなんすよ。

家庭も今までどおり、

愛人も今までどおり、

このまま今のままじゃダメなのかいみたいな。

ダメだろそりゃあみたいなツッコミいれたくなります。

なんかすごいふにゃふにゃしてんすよ。

この先どうするかの話し合いの場でも、

私には決定権がないから

あとはみんなで決めてくれと

さっさと退散するのです。

どういうこったみたいな。

一番の当事者がまったく他人事。

煙に巻かれた、狐につままれたみたいでポカーン。

女たちはいろいろ考えて

このままじゃダメだと行動を起こすというのに。

父親の不倫を知った芦川いずみの行動もちょっとなあ。

愛人と会って妹になる赤ん坊までいると知ると

なんか不倫とかどうでもよくなって

この赤ん坊を幸せにするにはどうすればいいかしか考えなくなる。

それで母親を批判したりすんの。

お母さんが冷たいからお父さんが愛人なんか作ったとか、

お母さんは今の楽な暮らしがなくなるのが嫌だから

お父さんに何にも言わないのよとか

未熟な若さ丸出しの正論を振りかざす。

いや、そんなことブルジョアのお嬢さんに言われても

説得力なんもないんすけどみたいな。

裕福な親元で遊び暮らしてる若い女の子が

こんなこと言える資格はないのだが

若さゆえの恥知らずという感じかな。

そのうえ、家を出たお母さんに家に戻ってきて

赤ん坊の世話をしろとか提案する。

お母さんの気持ちは考えないのかと。

でも正論ではあるんすよねえ。

大人にはメンツとかしがらみとかがあって

それが邪魔して大切なことを見失うことがある。

なので青臭くても絵空事と言われようと

赤ん坊の幸せを考えるというのは

正しいのかもしれないっすね。

そこをずばりと言ってのける若さ。

その若さをかつては大人も持っていたはずなのだが

生きていくうちになくしちゃう。

まあでも無茶苦茶ですけどね。

愛人も落ち着いたちゃんとした女の人みたいな感じだけど、

金目当てに思われるかもしれないけど、

家庭もあって地位もあっての

丸ごとのあの人だからこそ愛したのですとか

欲張りなこと言うしなあ。

大人たちが欲望のままに好き勝手するもんだから

その下の子供たちは正論振りかざして

頑張るしかないのかね。

赤ん坊がきゃっきゃっと笑ってるの見たら

他はどうでもよくなるのもわからんでもないけど。

まあ、なかなかおもしろい話でしたねえ。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/448823987

この記事へのトラックバック