『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を見たんだ【映画】





よくわかる金融講座。

サブプライムローン破綻からの

金融恐慌の話を映像で解説してくれた映画。

サスペンスとか犯罪ものとかの

スリルある系映画を期待すると

全然ダメだと思うけど、

解説再現ドキュメンタリー映画として見ると

なかなかおもしろいと思う。

いろいろ説明してくれるので

わかりやすいし。

なんかマイケル・ムーアの映画みたいだったです。

華麗なる大逆転とかいう

意味不明な邦題のサブタイトルですけど

華麗でもなんでもないです。

金融業界が不毛な世界だというのを見せる

ドロドロした映画ですから。

金融恐慌ってけっこう頻繁に起きますね。

5年に1回ぐらいあるような感じがする。

そういうのが頻繁におきるようになったのは

銀行とか金融業の人たちが

儲けを増やすために

金融商品をあれこれ開発して売るからだろうなあ。

銀行とか基本的に手数料商売みたいですね。

金を貸して利息をとるのが商売だけど、

それじゃあ儲けが少ない。

もっと儲ける方法ないかと開発されたのが

債権をパッケージした金融商品。

これだと組み合わせをあれこれするだけで

無限に商品を作れるわけで

作って格付け会社にAAAの格付けさせて

優良な商品みたいにして

どんどん売ってみたいな。

手数料がっぽりみたいな。

中身は見事なゴミの詰め合わせ。

この商品のもともとの債権というのが

不動産ローンで、

その不動産ローンは本来ならローンなど組めない人に

無審査でローンをいくつも組ませたものだった。

不動産価格が永遠に上昇し続けるという計算のもとで

ローンを組ませてた。

早晩、不動産価格は天井に達しバブルは崩壊する。

すると当然ローンを払えない人が増える。

それを債権化していた金融商品は暴落する。

ということで、それに気が付いた少数の人間が、

暴落するほうに賭けて

そして大金を儲けたという話。

まあ、なんというか、金融業界の中でババ抜きしてるだけみたいな。

ババの押し付け合い。

なんていうか、普通の人がババをつかまされるのは

大前提として確定してて、

あとは儲けるやつと儲けられないやつが

金融業界の中で出てくるだけみたいな。

どっちにしろ、こういう金融業界の大商いで

とばっちりは市井の人に回ってくるわけで

手数料稼ぎに夢中で詐欺行為を平気でやってたやつらも

それに気づいて大儲けできたやつらも

どっちもクソに違いないみたいな。

なんの生産性もないもんなあ。

その生産性のないことが

もっとも稼げる仕事というのもなんかすごいっすね。

ブラッド・ピットが若いヘッジファンドの二人が

はしゃいでるのを窘めるシーンがありましたなあ。

金融業の人間は数字しか見てない。

その数字の向こう側には

職を失う人、家を失う人、自殺する人など

数万人の人間の人生があることを自覚するべきだみたいな感じで

若いやつらに説教するんだけど、

ブラッド・ピットも昔はウォール街で

はしゃいで大金稼いで

今は悠々自適の引退生活してる身なんすよ。

はしゃごうが真面目面しようが

金融業をやってる時点でおんなじなんじゃないのかみたいな。

ババ抜きやってババを誰かに押し付けて

自分は勝ち逃げしただけなんすよ。

詐欺的商品を売ってたやつらに

特におとがめなし。

暴落に賭けて大儲けした奴らも

自分たちの財布が膨らんで大喜び。

まあ、不正を追及する正義の人みたいな描き方されてたけど

そういうのとは違うだろと。

儲けるチャンスがあるのなら

他人のことなど知ったことか

というのがこの世界だみたいな。

みんな売り買いしてる商品の中身を知らないっていうのも

おもしろいっすね。

ババ抜きやってて自分だけはババを引かないと思ってるから

ババがどんなものなのか知る必要もない。

なんかいやなものを見たな。

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