2017年03月20日

『不滅の恋 ベートーヴェン』を見たんだ【映画】





ベートーベン映画だけど、

音楽映画ではないですね。

恋愛映画というかなあ。

いや、なんでしょうか、これは。

ミステリー映画かな。

ベートーヴェンの遺書に恋人にすべての財産を与えるとあって

その恋人とは誰なのかを

弟子が探すというストーリーです。

関係があった女性を探して探偵していく。

ベートーヴェンの人生を回想しながら、

フランス革命の爪痕など時代の空気も描写していく。

音楽シーンはあんまりなかったです。

特に印象に残るような音楽シーンもなくて

そこは残念だったかなあ。

ゲイリー・オールドマンがベートーヴェンやってんすけど、

これもどうなんだろ。

実際、どういう人かはわからないので

これがベートーヴェンだと言われれば、

そうなのかなと思うんすけど、

あんまりよくなかったかな。

魅力に乏しい感じの演技でした。

もっとカリスマ性がほしかったし、

ずっとしかめっ面して表情の変化に乏しいし、

一本鎗な演技でいまいちに思ったなあ。

まあ、実際そういう偏屈な人だったというのを

もとに役作りしたんだろうけど、

なんかいまいちでしたなあ。

ミステリーとしてはなかなか見せる。

女に対する非道な仕打ちと

自分勝手なふるまいの数々のエピソード紹介で、

もしかしてベートーベンってホモか?って思ってしまったし、

甥の養育権をとるのに異常な情熱を燃やすのを見て

こいつ異常者かと思ってしまったけど、

最後のオチでなるほどなと。

いちおう謎が解けて終わる。

でも、あんな陳腐なすれ違いの演出ってどうなのかなとも

思ったけど。

手紙が届かなかったことを端緒とする悲劇なんすけど、

どうなんすかねと思うね。

あんなに交通の便も通信の便も未発達な時代に

待ち合わせ場所に時間通りこなかったり

1日やそこら連絡がなかったりしただけで

もう絶交みたいなことになるもんだろか。

ほんとに一緒になりたいと思ってる

男女なら相手に何か予期せぬアクシデントがあって

遅れてると考えたり

後で確認したりとかすると思うんすよねえ。

そういうことをせずに

別れちゃった二人なので

それは不滅の恋でもなんでもなく

ただの激情にまかせた遊びの恋のひとつだったんじゃないすかね。

そんな風に思っちゃったなあ。

弟子の人、泣いてましたけど、

無理やり感動のええ話にしようとしてる

ようにしか見えなかったです。

まあ、終わってみれば、

偉大な音楽家ベートーヴェンの話ではなく、

父親からの暴力に苦しみ、

好きな女と一緒になれずに苦しみ、

腹いせに女に嫌がらせしまくり、

息子にも拒絶され、

耳が聞こえなくなって苦しみと

ひたすら苦しみながら死んでいった

ただの男ベートーヴェンの話でした。

とにかく苦しい。

興味深かったのは革命によって貴族の時代が終わりを告げたことが

描写されてたことですかねえ。

音楽も貴族がパトロンとして音楽家をかかえて

自分が聞くためだけに作曲させるというものから、

作曲家が演奏会をひらいて

さまざまな観客の前で音楽をひろうするという時代にかわっていく。

その時代の変化の描写がおもしろかったですね。



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posted by ビショップ at 08:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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