『ズートピア』を見たんだ【アニメ映画】





何か腑に落ちないというか、

何か違和感を感じるというか、

なんか見終わってむずむずするアニメだったっすね。

面白かったんすけどねえ。

なんだろなあ、この納得いかない感じ。

ああおもしろかったあ~で終わらない感じ。

なんか騙されてるような。

詐欺師に騙されてるっぽいんだけど、

どうやって、どこが、騙しなのかが

よくわからない感じというかなあ。

主人公のウサギとか動物たちの

表情のつけかたのうまさとか、

動きのおもしろさはすごいよかったです。

CGアニメの技術の進歩はすごいっすね。

絵がきれいになったというより、

細かい表情の変化を細かい仕草で表現する

技術の進歩っていうかねえ。

ウサギの可愛らしい感じとか、

毛のモフモフ感とか、

絵が細かいからというわけではなくて

動きの表現で

自然に感じられる映像になってて

動きを見てるだけで楽しめるレベルでしたなあ。

アニメーションの醍醐味を感じる映像でよかったです。

だから絵的にはものすごい満足感があるし、

出てくるキャラクターもいい味出てたしで

すでにそれだけでおもしろいんだけど、

なんか物語がどうなんだろみたいな。

絵空事の理想を良しとする話みたいに感じちゃって

なんか騙されたような気分というかなあ。

よくわからないけど、

どうもすっきりしないんだなあ。

ズートピアということで

動物のユートピアの話だから

これはどこにも存在しない幸せの国の話っていうことで

きれいごとになってるのかもなあ。

だったらすごい皮肉がきいてますね。

理想を追い求め幻の理想の中で生きる動物たちが集う都市ズートピア。

ウサギ初の警察官になるのが夢だった主人公。

狐の詐欺師を相棒に謎の失踪事件を捜査する。

ウサギなんて警察官になれるわけないよ、

おいしいニンジン作って売るのがウサギの幸せよという

常識、伝統、固定観念をぶち破る主人公ウサギ。

キツネはずるくて嘘つきで性格悪いという偏見にもまれて育って

詐欺師になった狐。

外見や生まれで差別するのはよくない、

可能性を狭めるのはよくない、

願いは望めばかなうっていう感じの話なんすけど、

どうもなあ、なんか簡単すぎるというか、

あまりにもお手軽に重いテーマを扱いすぎているような。

やっぱそこなんすかねえ。

重いテーマを軽々と扱っているとこに

どうも違和感を感じるっていうことなのかなあ。

言うてもファミリー向けのアニメーションなので

ハードなことをハードには描けないわけで。

差別の描写も新人いびり、ニューカマーへの可愛がりって感じで

それほど深刻ではないんすよねえ。

なので苦難を乗り越えて

理想に到達したっていう感じがあんまりしない。

なんかもともとそんなに苦しい道でもなかったんじゃないのみたいな。

それまでウサギに警察官がいなかったのは

たまたまじゃないかみたいな。

苦労しても、

夢に向かって頑張るのは素晴らしいっていう締めで

なんかいい感じに終わってるので

なんか騙されてる感があるのかなあ。

肉食獣と草食獣の種の違いによる差別とか、

生まれや育ちの違いによる差別とか

でっかいところに話を持って行ってるけど

実際描かれてるのは個人の小さいとこでの話なので

なんか騙されてる感がするのかもなあ。

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