
アザーズ
1945年、イギリスの霧深い孤島の洋館で暮しているある家族。
戦地に赴いたまま戻らぬ夫の留守を守るグレースと、
光アレルギーの発作から身を守る為に分厚いカーテンを鎖し生活する姉アンと弟ニコラスの2人の子供達。
広い館にたった3人で暮していた親子の前に、召し使いにつかってくれと3人の訪問者がやってきた。
しかし、彼等が来た日を境に不可解な現象が起こり始めた……。
こういうのは先入観を持たずに鑑賞できれば、よいのだけど、
なかなかそうもいかないですね。
ピュアな気持ちで素直に見るというのは難しい。
先入観なしで見たほうがいいよといわれてしまった時点で、
よし、先入観なしで見るぞという不自然な力が入ってしまう。
絶対、なにかあるなという疑いの目でじろり。
オチはけっこう早い段階でなんとなく想像がついてきます。
人によっては見る前から、あらすじを読んだぐらいで、
これはこいつらが◯◯なんだろ?と察しがついてしまうだろうね。
監督は「オープン・ユア・アイズ
現実と虚構が混じりあうスリルを上手く表現してたアレハンドロ・アメナーバル
この映画もそれ系統。
これは妄想なのか現実なのか、それとも何なのかみたいな世界がぐらぐらするかんじ。
中身は、ニコール・キッドマン
彼女の演技はしっかりしていてなかなか良いのだが、
あまりにもたんたんとし過ぎていて少し退屈。
霧にかこまれた屋敷、
生活臭の消された風景、
あやし気な使用人。
ああー退屈だ。
長編ではなく短編映画むきの題材じゃないですかね。
まあ、ワンアイディアでここまでひっぱって魅せてくれるということは、
ある意味、監督は凄腕ということができるのかも。
時々大音量でびびらせてくれるのだが、
ホラーではなく心理サスペンスである本作には余計な装置だったかな。
主人公が狂って幻覚を見ているとか、
子供達が何かを企んでるとか、
なんでもいいのだが、
もうちょっとミスディレクションっていうやつを露骨にやってくれたほうが楽しくなったと思う。
最後のオチに行くまで、もっと思わせぶりな演出があってもいいかなあ。
奥床しすぎる。
まあ、ニコール・キッドマン
英国の孤島の洋館の雰囲気など、
映像の出来は良いので楽しめたことは楽しめた。
ゴシックな雰囲気を楽しむ映画。
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