2006年12月17日

ロード・オブ・ウォー

ロード・オブ・ウォー

ロード・オブ・ウォー


こりゃブラックですね。

1つのブラックなジョークを2時間の映画にしたみたいなかんじ。

ラストの10分ぐらいがやりたくて作ったんじゃないすかねえ。

前振りの2時間が間延びしてつまらんかといえば、いやあ面白いね。

まあ、これ見ても武器商人にはなれないけどね。

コメディーな雰囲気でリアル感はあまりないし、

どうやってニコラス・ケイジが兵器の密売買の世界で、

のし上がっていったのかという具体的なところは省略されてるから。

取引や買い付けのところは描かれてるけど、

どうやって取引に漕ぎ着けたのかという部分はあまり描かれてない。

まあ軍関係にコネがあるとか、手形を乱発してとかいうぐらいのモノローグで簡単に処理。

そこんところを詳しく見たいような気がするけど、

省略してどんどん場面転換していくので飽きないんすね。

映像の質感もいいし。

そんでニコラス・ケイジはどんどん規模拡大して、

どんどんリッチになっていくわけです。

奥さんは、ホリエモンみたいな手を使っておとしたモデル。

奥さんには仕事のことは内緒にしてる。

武器の密売買はおれの天職だってニコラスはいうんですけど、

なにの才能があってここまでいくのかつったら、

ニコラス・ケイジは、武器を売ることについて良心が痛むということがないんですな。

自分が供給した銃で、誰が誰を殺そうがおれとは一切関係ないことだという割り切り。

その割り切りができるっていうのがすごい才能なんすね。

対称的に弟はその割りきりができない普通の感覚の人間で、

薬におぼれたりするわけです。

まあ、精神的にちょっとおかしくなるのが普通だろな。

ニコラス・ケイジは自分が人殺しをしなきゃいけなくなって、

自分の手で殺したときはさすがにへこむんだけど、

改心するとかいっさいなし。

ドライなまま。

まあそんで奥さんは子供つれてでていっちゃうし、

インターポールのイーサン・銭形・ホークには捕まっちゃうし、

こりゃあもう終わりじゃないのと思うのだが、

あっさり釈放、またばりばりと武器の密売買に精を出すというラスト。

ニコラス・ケイジは兵器密売界の大物かと思ってたら、

単なる小物で本当の大ボスは、みんながよく知ってるこいつらですよっていうね。

ニコラス・ケイジは使い勝手のいいフリーランスの一人にしか過ぎないわけです。

使い走り。

鈍感なぼくはここで、やっとそうだよなあ大ボスはこいつらだよなあと気づかされたわけです。

まあ衝撃をうけるとかいうより、そうだなと感心する映画っちゅう感じですか。

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