2011年06月29日

借りぐらしのアリエッティ【アニメ映画】




家の中に泥棒がいる!「借りぐらしのアリエッティ


泥棒ぐらしのアリエッティ

ってことで久々のジブリの小品。

大作よりもこういった小さい作品のほうがおもしろかったりする。

映画を見たなあというよりも、

テレビアニメの第1話、第2話ぐらいを見たっていう感触でした。

宮崎駿の妄想爆裂な大作に比べると、

薄い薄いんだけど、

その薄さゆえに、見てる側が

都合よく想像する余地がかなりあるので、

なんかこう、さわやかなものを見たなあ的満足感はあるのです。

主義や主張、鬼才の変態世界の迫力みたいなものは

まったくない。

まあ、悪くいうと毒にも薬にもならない。

でも、なんかいいかんじではあるみたいな。

あんまりいい出来とは思えないけどね。

心臓病の子供は、半眼で悟りきったようなことを

小人に向かって吐く賢者のような子供で気味が悪い。

小人のアリエッティは、なんかアホっぽい。

絶対見つかってない、姿は見られてないわとか言ってて、

いやバレバレすぎるやないかいと。

人間に見つかったら、

引っ越さなきゃいけなくなるってのに、

緊張感がなさ過ぎる。

人間の生活空間を気軽にのんきに歩きすぎ。

なんか緊張感全然なかったよなあ。

あっさり見つかるし、

あっさり子供との交流が始まるし。

それまで存在がばれずにすんでいたのが信じられない。

小人の世界観というか、

考え方も変わってる。

人間の物を盗むことを狩(借り)っていってんの。

最初にその狩のシーンが展開するんだけど、

獲物は角砂糖にティッシュペーパーだぜ。

まったく色気のない狩ですこと。

お父さんは頼れるハンターみたいな

かっこいい描写もあるんだけど、

やってることは泥棒ですから、

なんか滑稽さがあったなあ。

危険な狩の目的が人間の角砂糖とティッシュを盗みに行くことって

いうのはかなり笑えるというかなんというか。

まあ、人間側から考えると、

その行為は盗みに他ならないんだけど、

小人側からすると

人間の持ち物は自然の恵みの一部みたいなもんなんだろね。

だから盗むという意識にはならない。

人間が畑を耕して土を使っても

地球から盗んでいるという意識にはならないようなもんすかね。

小人と人間の交流といっても、

なんかドラマがあるわけでもない。

お手伝いのおばあさんが、

泥棒小人にかなり攻撃的なので、

一家は引っ越しましたという展開だけで、

主人公の子供と小人との交流ドラマは、

特にないんだよなあ。

遭遇してこれからなんかあるかみたいな感じのとこで、

もうお別れですみたいな。

何かが起こる前に終わっちゃってる。

なのになんかすごい友達ですみたいなことになってんの。

君はボクの心臓の一部だとかなんとか

わけのわからん台詞を吐くのです。

いやー、そこまで言うほどなんかありましたっけ?というね。

まあ、囚われた母親を二人で探して

うまく救出できたというイベントはあったけどなあ。

まあ、だから話がすごく小さいっすよ。

こじんまりとした舞台で、

登場人物も少なくて、

冒険のスケールも小さいと。

派手さがまったくない。

一言でいえば地味ってことです。

でも悪くないっていうかね。

最近の宮崎駿作品は派手でスケールはでかいけど、

わけがわからんというかんじだった。

だから、たまには小さくてわけがわかる素直な

話もおもしろいみたいな。

小人を見た、たわいもないやりとりがあって、

小さな冒険もした、

大人になった僕は夏が来るとときたま

小人のことを思い出すみたいな。

子供の頃に体験したちょっと変わった思い出の記憶みたいな。

そういうちょっとしたドラマ。

小人っていうから、

ファンタジーとしてなんかでかいテーマとかあるんかなと

思っちゃうんだけど。

小人とか出てくると、

小人が人間の環境破壊を糾弾するみたいなエコ説教なトーンで

作ることもできそうだけど、

それをせずに存在がばれたから引越しするだけの

シンプルな話にしたのがよかったのか悪かったのか。

小人がほんとに小さいだけの人間なんすよ。

妖精とかじゃないなあ、あれは。

サイズが小さいだけの人間。

ただ、これは本来ある物語の半分ぐらいで終わってるじゃないすかね。

強引に終わらせているといってもいいかも。

まあ、序破急でいったら、序と破の最初ぐらいで終わってるんだよなあ。

主人公と親の関係、

小人を目撃してドールハウスを作った先代と小人の関係とか、

小人社会の構造とか、

そんなところを掘り下げながら

主人公が青年になっていくところまで描いて完成なんじゃないかと。

でも、そんなに悪くはなかったっすね、短いし。

小人の大きさがいまいちよくわからんかったけど。

人間とか物との比較ででかいのか小さいのかよくわからんかった。

あの髪をとめてる洗濯ばさみもどんぐらいのサイズなのか、

手に乗せたときかなり小さかったけど。

小人って何センチぐらいなんすかねえ。

シーンによって大きくなったり小さくなったりしてたような。

映像的に小人の小ささ、人間との大きさの対比がうまくでてなかった。

借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック

ジ・アート・オブ 借りぐらしのアリエッティ(ジ・アート)

・原作:メアリー ノートン/床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

・公式サイト:http://www.karigurashi.jp/



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posted by ビショップ at 06:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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