フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) / デビッド・カークパトリック【読書】

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) [単行本(ソフトカバー)] / デビッド・カークパトリック (著); 小林弘人 解説 (その他); 滑川海彦, 高橋信夫 (翻訳); 日経BP社 (刊)



世界はすべてオープンになる「フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) / デビッド・カークパトリック、小林弘人 解説、滑川海彦、 高橋信夫」



フェイスブックって、最近やたらと聞くけど、

なんのことやらよくわからないのだけど、

ミクシィみたいなSNSの親玉ってことなんすかねえ。

実名で登録するのが基本のSNS。

デヴィッド・フィンチャー監督で「ソーシャル・ネットワーク」っていう映画にもなってるぐらいだから、

これは久々のIT系の革新的なトピックなんだろうけど、

なんかめんどくさそうなので登録はまだしてないんだけど、

どんなもんなんすかねとフェイスブックはよと、

そんな感じで読み始めたフェイスブック物語。

サービスが始まってから現在までの急成長振りがよくわかるノンフィクション。

ものすごい短期間で巨大化してる。

最初は、ハーバード大学内のネットワークだったのが、

他大学へも広がり、高校にも広がり、世界に広がり、

そして今は社会人すべてのネットワークになってる。

SNSサービスは他にもたくさんあったし、

アイディア、概念やサービス自体ははけっして新しいものでもない。

なのになぜフェイスブックがここまで生き残り巨大化できたのか。

創業者のマーク・ザッカーバーグが商売としてのフェイスブックというより、

世界を変える手段としてのフェイスブックみたいな考えを

持ち続けているからなんすかねえと。

めちゃくちゃ若い。

20歳そこそこでフェイスブックを立ち上げて、まだ26歳。

どんだけすごいんだと。

自分が二十歳だったときと比べたら、

なんか落ち込むなあ。

やりたいことがあり、それを実行するだけの知恵もあり、

そして成長させて生き残るだけのタフさもある。

うーむ、落ち込むなあ。

IT系の新興企業によくあるパターンで、

最初は企業としての体裁をなしてない。

大学生のサークル活動ノリで、ただただ楽しいからやる、

儲けなんかあんまり考えてないみたいなかんじなんだけど、

あまりにも成長していくものだから、

企業としての形も整えないといけなくなってくるし、

資金調達も考えないといけない、

利益も出るようにしないといけない、

そういう雑事というか、理念だけ追ってて

あとは知らないというふうにもいかなくなるぐらい

巨大化していく過程がよくわかるドキュメントになってて、前半は。

やっぱサーバーの増強っていうのが一番悩みの種になるんすね、

こういうネットサービスは。

利益はない、赤字の状態だけど、

新規の加入者は爆発的に増えていく。

その増加に耐えるだけのサーバとプログラムを増強するためには、

外部からの資金調達が必須になってくる。

どんなに良いサービスでも、

クリックしてページが表示されるまで何十秒もかかったり、

いつもクラッシュしてたら、ユーザーが離れて衰退していくのが目に見えてる。

でも、外部からの金をいれるということは、

自身の独立性を保てなくなる危険もあるわけで。

創業者でも、会社から追い出しをくらったりするわけで。

そういう新興のジレンマみたいなものがよくわかっておもしろかったっすね。

あと、買収ね。

これはすごいとなったら、ネット界の巨人が買収に乗り出してくる。

ヤフー、マイクロソフト、グーグルとか。

利益もでてない新しい会社に150億ドルのオファーとか出してくるわけで。

これも悩むなあ。

ここが売りどころなのか。

それとも、ここで手放すのはバカなのか。

成長は一過性のものなのか、継続していけるのか。

うーむ、おもしろい。

でも、フェイスブックやるかどうかといわれたら、

今んとこやらないだろうね。

めんどくさいというのもあるけど、

ブログとツイッターで満腹気味だし、

その上フェイスブックときたら疲れてしまいそうだ。

まあ、フェイスブックはツイッターとかブログとは

まるで違うサービスみたいなんだけど。

ネットのネットワークにもう一人の自分をアバターとして作り出すのではなく、

リアルの自分をネットにアップロードする。

そういうのって、

なんかネット文化も成熟してきてるなあってかんじがする。

もともとそういうふうに使うのがほんとのインターネットの使い方という気もする。

これまで匿名性ばっかりがクローズアップされてきたけど、

本来は、オープンで共有できるっていうのが

ネットの最大の特徴であり恩恵なのかもなあ。

・フェイスブック:http://ja-jp.facebook.com/

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