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どうしてこうなるのかどうしてこうなった「MW -ムウ-
まあ、期待してなかったからこんなもんかなみたいなかんじです。
やっぱこんな感じになっちゃうんだなあみたいな。
出来としては普通のアクションサスペンス。
ムウかといわれればムウではない。
原作のマンガどおりにやるのは無理があるし、
マンガから映画への変換をするのが当然なのだけど、
キャラクターの特徴とか雰囲気、ストーリー上の役割は、
継承していて欲しいんすよ。
結城と賀来というキャラクター。
キャラが生き生きしてるかどうかが肝心。
その点、不満足。
ホモ設定じゃないし。
まあ、なんつうかドロドロ感というかムウの面白いところは、
結城という悪魔的キャラクターのおもしろさにある。
狂ってるというか、ずれてるところ。
完全に常人の枠からはみ出して生きてる狂人でもあるんだけど、
ユーモアがあって陽気なところもある。
お茶目。
そのユーモアの面をちゃんと映画でも盛り込んで欲しかったんすけどね。
残酷であるという面だけしか映画では描かれていない。
その残酷さも原作と比べるとぬるい。
賀来神父の苦悩も弱まってるし。
ホモ要素があるからこその苦悩というか
理性では割り切れない二人の異常な関係が際立つ。
それがなくなったら弱くなる。
まあ、結局、弱くなるんだよなあ、マンガとか小説を実写映画化すると。
原作マンガの一番濃いところをばっさり切って、
どうにか形にしましたみたいになっちゃうから、
そこがおもしろいところなのにそこ切っちゃ意味ないんじゃないすか、
これ、わざわざムウの映画っていう必要ないんじゃないすか、
別の題名でもいいんじゃないすかみたいな。
うっすいうっすいものになってしまうのが残念。
なんでなんだろうなあ。
原作に思い入れがある目でどうしても見てしまうからそう見えるだけなのか。
でもやっぱ薄いよなあ。
どうしてこうなった。
どうしてこうなるんだ。
なぜ冒頭はタイなのだ。
どうして日本映画に出てくる外人キャストは安っぽく見えるのか。
エキストラだからさ。
米軍基地の描写も安っぽい。
防護服着てるエキストラ、軍服着てるエキストラがぶらぶら歩いている、
ぶらぶら適当感がすごい。
どうしてこうなった。
これが映画の限界か。
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・原作:手塚治虫/MW(ムウ) (1) (小学館文庫)
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