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時代は変わる「グッバイ、レーニン!
うーむ、ようわからんが。
東西統合する前の東ドイツに住んでる家族。
お母さんは熱心な共産主義者。
倒れてこん睡状態になるんすよ。
眠っている間にベルリンの壁はなくなり、
ドイツは統一。
東ドイツは資本主義の世界に変わってしまった。
で、お母さんは目覚めるんだけど、知らないわけ、ドイツがひとつになったことを。
なんかショックを与えると体によくないとかで、
息子はドイツがまだ昔のままだというふりをするっていう話。
うーむ、あんまりおもしろくなかったかなあ。
世界が、時代が、急激に変化していく様を見せていく部分はおもしろかった。
地味で規律ある世界が、
資本主義が流入してカオス的な毒と熱狂に染まっていく様子。
その変化の描写、時代が移っていってる描写はおもしろかったんすけど、
肝心の母親と息子、父親と家族の話が中途半端というか、
なんかぱっとしない話になってて残念。
息子がなぜそこまで偽装工作に凝るのかわからんし。
母親の夢を壊したくないという息子心だろうか。
まあ、息子は父親が家族を捨てて女と西ドイツに亡命したと思っているので、
資本主義の世界になったとわかったら母が悲しむと思って芝居してたんだろうけど。
というより自分のためなんだよなあ。
新しい世界になったことを母親が知ることは、敗北になる。
敗北っていうか、父親が出て行ったことを認めなきゃいけない。
だから、この芝居は母のためというより、
自分のためにやってんだよなあ。
だから、見てていつまで猿芝居しとんねんって思った。
さっさと本当のことおかあはんに知らせてやれよと。
主人公のエゴで母親を閉じ込めているともいえる。
まあ、息子は母がガチガチの共産主義者だと勘違いしているから
がんばるっていうのもある。
本当は、父は家族を捨てたわけではなかった。
家族みんなで西に行こうとしたが、
母に勇気がなかったからこうなったんすねえ。
その後悔から、母親は共産主義に寄りかかって、
罪悪感から逃れるためにガチの共産主義者になろうとしていたわけ。
そこの事情を知ってから主人公がどうするか。
まあ、父親に会いに行くんだけど、
ここでなんかドラマがあるわけでもなく、
あっさりと母は死んでしまうし、
なんか肩透かし気味に終わりを迎えた。
一番見たいところがあっさりと終わって、
偽装工作とかどうでもいいところに時間を使いすぎだな。
母親ってのが、共産主義国、東ドイツの象徴で、
息子はレーニンの象徴。
息子の言葉を信じるふりをするが、
こころのどっかでは外の世界に飛び出したいという気持ちもある。
息子はよかれと思ってるのだが、母の真意には沿っていない。
その終わりは唐突にあっさりと訪れる。
終わるときはあっさりと終わる。
お互い良かれと思ってやってんだけど、時代の移り変わりは容赦ない。
変わるときは変わる。
幻想が打ち破られるときはドラマティックでもなんでもない。
そういうマジな映画。
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