2009年07月14日

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

幽霊屋敷の恐怖・血を吸う人形



幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形



催眠術で人は死なずにすむものなのか。

バンパイア映画と見せかけて超常現象映画です。

導入、中盤、終盤までおもいっきり吸血鬼映画っぽいサスペンスホラーなんすけど、

最後の、こういうことだったんすよおっていうネタ明かしのところで、

吸血鬼でもヴァンパイアでもないですよときたもんだ。

物語は、中村敦夫が婚約者の待つ村はずれの洋館にタクシーで向かうところから始まる。

海外から帰国してすぐ恋人、小林夕岐子のところに行こうと急ぐ敦夫。

館につくと、恋人は死んだと母親に告げられる。

管理人のジジイは変だし、母親の様子もどこかおかしいが、

死んだといわれれば引き下がるしかない。

その夜、死んだといわれていた恋人が現れる。

化物に変わり果てた恋人に襲われて悶絶する敦夫。

こんな感じです。

その後、いつまでたっても帰ってこない兄を心配した松尾嘉代と

ギョロ目の中尾彬が敦夫を探して館にドライブがてらやって来る。

館の秘密、死んだはずの恋人が次々と人殺しをしている秘密をさぐるってかんじ。

けっこう定番な作りで飽きずに見てられます。

中尾彬氏、若いっすね。

松尾嘉代女史もパンチラしながらがんばってます。

しかし、最後の落ちのつけかたはかなりの無理やり感があるね。

死んだはずの恋人は吸血鬼になったわけじゃなかった。

病に倒れ、瀕死の状態だった彼女に、催眠術をかけて延命したら、

精神に異常をきたして、とにかく人を殺して

血を見なきゃ気がすまないキチガイになりはててしまったということらしいのだが、

催眠術で命が助かるってどういうメカニズムなんすか。

死んでるけども、自分が死んでいることに気がつかない状態にしたってことかなあ。

催眠術を施したのが、町医者。

この町医者、いい人かと思ったらとんでもない奴。

母親の元婚約者で、母親の家族を拳銃で惨殺した男というかなりの変人。

催眠術でおかしくなった彼女の父親でもあるわけ。

南部十四年式で松尾と中尾を威嚇しながら、

秘密を知ったからには死んでもらうと余裕こいてるところに、

催眠キチガイの彼女が乱入。

わたしはおまえの……、

のところでノド笛を掻っ切られて血をブシューっと吹いて死亡です。

わたしはおまえのお父さんだよと言いたかったらしいが、

催眠術でトランス状態の娘は聞く耳持たず。

催眠術を施した父が死んだからなのか、

娘の催眠術も解けて、娘は死亡。

後味の悪い思いをした松尾嘉代らだけが取り残された。

終わり。

ああ、中村敦夫は殺されてました。

全身の皮膚がべろんべろんのミイラになって。

催眠術で屍が動いて人殺しをしていたという斬新な設定と、

人里離れた洋館に外部から来た人間が怪奇現象に遭遇、

秘密を探っていくという定番ゴシックサスペンスな

展開が見事に融合した変わったホラーですね。

まあ、そんなにうまくできてるとは思わないけどね。

過去の因縁もなんか最後につけたしみたいに忙しく語られるし。

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