2009年07月12日

血を吸う薔薇

血を吸う薔薇


日本にもヴァンパイアはいた!「血を吸う薔薇


ゴシック吸血鬼ムービー。

岸田森の顔が白い。

これはなかなか正統派の吸血ムービーです。

田舎にある学校に赴任してきた心理学の教師、黒沢年男。

顔色の悪い学長、岸田森がお出迎え。

学長夫人が交通事故で死んだり、年に数人、学生が失踪するという奇妙な学園なんす。

しかも、赴任早々、君を次期学長にと思っているのだとか告げられて、

とまどう黒沢年男。

学校医の田中邦衛はまともそうだ。

それ以外の教師や学長はどっか様子が変です。

迎えに来た佐々木勝彦は、ボードレールの詩をひとりでぶつくさつぶやくような奇人。

生徒はのんきにテニスして明るいのだが、学長も教師も変です。

といっても、学園風景はあんまり描かれないのですが。

やってきてそうそう吸血鬼に襲われた黒沢年男

襲い掛かってきたのは死んだはずの学長夫人と失踪した女生徒だった。

あまりの出来事に、夢か現実かわからず、

この学園にはなにかあると思いつつ学園生活をスタートさせるのだった。

まあ、それでいろんな変な出来事がおこって、

ついには悪魔と対決。

悪魔伝説っていうか鬼の伝説がその地方にはあるんす。

田中邦衛が語るところでは、

昔、漂着した白人が迫害を受けて血を吸って鬼化したという話。

その白人と心をかよわせていた少女の死体と一緒にどっかに姿を消したという話。

吸血鬼というより、なんでしょうね、人の皮をはいで、

その皮を被ってその人物になりすまして代々、生き延びている悪魔ってかんじです。

次の乗り移り候補として、黒沢年男が選ばれていたということらしい。

吸血鬼を演じている岸田森らの演技はオーソドックスですね。

グギャー!と叫び声をあげて襲い掛かってくる怪獣っぽい吸血鬼。

喋らないし、知性とかあんまり高くなさそう。

だから、すぐ返り討ちです。

最後は骨になっちゃうし。

死ぬ前にいまいちど一緒になりたいと手をのばす岸田森の演技が泣かせるね。

一緒にい続けるために、人間を襲って生きながらえてきた悪魔のカップルの最期。

うーむ、センチメンタル。

だが、物足りないかなあ。

黒沢年男はずっと渋い顔してるだけだし、

岸田森は、もっと喋ってほしいしで。

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