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他人の不幸は蜜の味「ブラックサイト
ダイアン・レイン、おばちゃんになったなあ。
しわしわのげそげそのおばちゃんですが、
まあ、ナチュラルな歳のとり方をしてて、
変に若作りしてなくて好感はもてた。
彼女が演じるのは、FBIのサイバースペース犯罪を取り締まる部署で働くお母さん。
夫は殉職かなんかしてていない。
母親と一人娘と暮らしてる。
娘の都合に合わせて夜のシフト勤務です。
働く母ちゃんです。
パソコン、インターネットの専門家で、カチャカチャとキーボードを
華麗に打ち込んで、ネット詐欺やフィッシングサイト運営者を
追跡、特定、逮捕する敏腕FBIってわけ。
ダイアン・レイン、まったくパソコンとかにうといように見えるんすけど、
いったいどういう経歴の持ち主なのか。
そんな彼女の前に現れたのが、殺人サイトの運営者。
アクセス数が増えれば増えるほど、
仕掛けが動いて画面の人物の死が加速するというサイトを公開してる犯人。
えげつない殺し方ですね。
胸を切られて血を流す男に血液が固まらない薬を投与。
アクセスが伸びるごとに投与量が増えていき、
血が止まらず出血多量で死亡。
アクセスが伸びれば伸びるほどライトの光が強くなり、
全身火傷で死亡。
お次は、硫酸の風呂です。
興味をあおって見てる側も、人殺しに参加させるという悪趣味な輩です。
まあ、そいつを追いかけるうちに、
ダイアン・レイン
まあ、けっこう映像もいいし、
興味をひかれる展開なので最後まで楽しめたね。
ちょっと不満なところは、
犯人の手際が良すぎるとこかな。
ほとんどジェイソンとかフレディとかスクリームとか、
ホラー映画の殺人鬼なみの手際のよさです。
そんなうまくはやく処理できるわけねえだろうってかんじ。
特に最後らへんのFBIを餌食にするあたりから、
その感じが強くなってくる。
それとダイアン・レインが専門家に見えない。
職場は厳重にロックして、パソコンに何重も防壁を施してあるのに、
家のパソコンはまったくの無防備。
そんなアホなことあるかいな。
それと、車をハッキングされてやばくなって、
窓ガラス破って車から脱出したのに、
数分後、治ったと思って、すぐにまた乗り込むってどういうことなんだよ。
間抜けすぎちゃうか。
というか犯人、どこに隠れとったんや。
犯人の手際が良すぎることと、ダイアン・レインが間抜けなことが
気になったけど、なかなかのもんでしたね。
劇中に出てくる頭を拳銃で吹き飛ばして橋から落下する男の映像が、
すげえリアルで、あまりにも鮮明なもんだから、
本当のスクープ映像みたいでちょっとひいたな。
まあ、本当に殺人中継サイトがあったら、
ものすごいアクセス数になるでしょうね。
大昔には世界各地で、公開処刑が普通に行われてて、
ものすごい数の見物人が、人が殺されるところを見て楽しんだ時代もあるわけで。
まあ、楽しんだかどうかは知らんけど。
人の死や不幸を、単なるひとつの刺激、衝撃として
日々の退屈を一瞬、忘れさせてくれる娯楽としてとらえてしまう部分が
どんな人間でもあるわけで。
衝撃映像100連発とか、見ても、
その出来事の周辺事情や、誰かが傷ついてる傷つけられた
怖がった悲しんだ怒ったなど深い想像というのはしないもんな。
うわ!すげえ!
これで終わり。
まあ、この映画では、意識せずに誰もが共犯者になることの恐ろしさを言いたかったんすかね。
誰もが誰かの不幸を娯楽として鑑賞して消費できてしまう。
それを可能にしたのがテレビであり、
さらに簡単にしたのがインターネットであるみたいな。
この映画の犯人の目的は標的を殺して復讐することではなく、
殺人を公開することで、人の死すら単なる娯楽として楽しむ奴らがいる、
そういう世界や人間の本性にたいするテロなんじゃないかと。
まあ、頭がちょっとおかしくなってる人なんすけどね。
単なるサスペンス映画じゃなくて、
社会風刺もある映画なんすけど、
だったら最後は、あそこでアクセス数が
爆発的に増えるという演出じゃないとおもしろくないね。
命がけの格闘、死からの生還、FBIが見ているぞという警告、
それすらも娯楽として消費されるみたいな演出じゃないとなあ。
実際に、あんな展開だったらアクセス数はうなぎ上りだろうし。
ダイアン・レインがかっこつけたかったんすかね。
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