ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル


ライフ・オブ・デビッド・ゲイル


こええええ~。

死刑囚は冤罪かそれとも他に裏があるのかっていう、

サスペンスドラマなんすけど、これはホラーじゃねえかっていうかんじのラスト。

おもしろかったけど、ほんと怖い。

目的達成のためには手段を選ばないテロリストの物語。

というより、目的達成はどうでもよくて、

理念や理想が目的ではなく、

手段が目的になってしまった悲しきテロリストたちの物語でした。

これは怖い映画です。

死刑制度の是非を観客に問うとかいう生暖かいドラマじゃないのです。

死刑制度を設定に使ったホラースリラーサスペンス。

ああ、ほんとに怖い。

ケイト・ウィンスレット演じる新聞記者が、

死刑囚ケヴィン・スペイシーのインタビューをすることになる。

死刑執行まで3回インタビューするんすね。

ケヴィン・スペイシーは、哲学を教えていたこともあるインテリ。

生徒をレイプした容疑で仕事も家族も失ってしまう。

その後、死刑制度廃止運動を一緒にやっていた女性をレイプして

殺した容疑で捕まって死刑を宣告されているっていう奴なのです。

インタビューでケイト・ウィンスレットにその顛末を語って聞かせるケヴィン・スペイシー。

ケイト・ウィンスレットはスペイシーの話どんどん引き込まれていって、

この事件にはなにか裏があると思う。

謎のカウボーイが彼女たちのまわりをうろついたり、

犯行を映したビデオテープがモーテルの部屋に置かれていたり、

おかしなことも起こり始め、いろいろ調べていくわけです。

これは冤罪なのではないかという疑問が確信に変わり、

真実に近づいたが時すでに遅かったと思ってるところに、

彼女たちがたどり着いた結論は真実ではなく、

もう一段、深いところに真実があったことが明らかになって、

ドドーンッと終るのです。

最後のあの顔。

ビデオカメラに映る奴の顔が不気味すぎて怖かったなあ。

いったい何がしたかったのかと。

死刑制度の不備を命をかけて訴えるとかいうよりも、

これは手の込んだ自殺にしかすぎないように感じます。

迫り来る死期、生きる意味も見出せない泥沼の毎日。

だったら、死を自分でコントロールしよう。

死を演出しようという、なんか悪趣味な計画だなあと思った。

ケヴィン・スペイシーが哲学の講義で喋ってたことがそのままあてはまる。

夢っていうのは達成できない現実味のない目標でなければならない。

すぐ達成できるようなことを夢として掲げても意味はない。

夢に向かって夢見ている状態こそが夢。

彼らもこの計画を実行したから死刑制度がどうこう変わるとは思ってないだろうなと。

計画を完遂させるということに没頭することで、

生きる苦しみから逃れようとしたのではないかと。

まあ、いろいろ考えますね。

監督はアラン・パーカー

けっこう問題作っていうか、社会問題を題材に映画を作る監督っすけど、

今回は死刑制度っていうことですけど、

なんだか後味が悪かったです。

死刑の是非うんぬんはおいといて、サスペンスとしてはおもしろかった。

まあ、まったく勝手にコマとして利用されたケイト・ウィンスレットがかわいそうでしたなあ。

The Life of David Gale [Original Motion Picture Soundtrack]


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