2008年08月17日

マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで / 橘玲

マネーロンダリング入門―国際金融詐欺からテロ資金まで


マネーロンダリング入門 国際金融詐欺からテロ資金まで / 橘玲

出来るなら、一度はしてみたい、マネーロンダリング。

そして手に取ったのがマネーロンダリング入門というこの本。

しかも新書で薄い。

入門っていうから簡単なのかと思ったらややこしいなあ。

中身はすごく濃い。

金融の知識がなくても読めるようにしたって最初に書いてあるんだけど、

ちょっとは知らないとおもしろさが半減するような気がするね。

マネーロンダリング入門とあるけど、

素人に資金洗浄の方法を指南している本ではないですよ。

著者は橘玲

いくつか読んだことありますね、この人の本。

なんだったかなあ。

マネーロンダリング」と「亜玖夢博士の経済入門」の2冊だったかな。

けっこうおもしろいんですよ。

世の中にはどえらい額の金を動かしてるやつらがいて、

その世界は1億円というはした金さえ用意できないゴミ階級の自分には

一生垣間見ることの出来ない世界。

そういう世界の話をわかりやすく読み物としてやってくれる。

だからおもろいんすよ。

はぁーあ、toto BIG当たらないかなあ。

何十億円、何百億円の世界があるんだよなあ。

まあ、額がすごくて、いろんな国を舞台にしたスケールのでかい話なので、

すごいっておもうんだけど、

実際のオペレーションは小さいところをぐるぐるまわってるだけだったりするのが、

金融のおもしろいところ。

しかもすごく胡散臭い。

最初にでてくるカシオの詐欺事件なんかまるっきりマンガみたいな胡散臭さです。

カシオが海外で運用していた資金を欧米の詐欺グループに騙し取られたっていう事件。

実際あった事件っていうのだからおもしろすぎる。

こんなマンガみたいな詐欺師たちが世界にはいるんすねえ。

プライベートバンクとはどういうものかの説明のなかで、

ライブドアがファンドを使ってどうやって利益をだしていたかの解説もありました。

なるほどねと。

わかりやすいけど、金融の知識がまったくない自分には、

さっぱり具体的なイメージが浮かばない。

こんなんで儲かっちゃうの?って。

ホリエモンも「うほほ、こんなに儲かっちゃうの」といったとかいわなかったとからしいけど、

案外、ホリエモンて金融にはまったく素人同然だったのかもなあ。

だからいまだに無罪を主張してるのかねえ。

世界でいちばん短いマネロンの歴史っていう章もおもしろかった。

フリーメーソン、バチカン、武器商人、テロリスト、ブラッドダイアモンド、

おもしろキーワードがてんこ盛りです。

やっぱおもしろいっすよねえ。

情報が表に出ない世界だから、実際やってることは、なーんだっていうことかもしれないけど、

ものすごく謎めいて見えるんすよね、外から見ると。

まあ、いつかプライベートジェットで大量の現金を

海外のプライベートバンクに持ち出すとかやってみたいっすね。

謎めいた世界の住人に一度はなってみたいもんです。


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