『俺俺』を見た【映画】KAT-TUNの亀梨和也主演、星野智幸の小説を三木聡が監督した異色作



俺俺

よくわからない。

主役の亀梨和也がいい演技してたなあっていう

ぐらいでなにがなんだかよくわからなかった。

出来心でオレオレ詐欺をやってしまった

青年の心の中での罪の意識や葛藤を

映像で見せたっていう感じなんすかねえ。

それにしても間延び感がすごい。

2時間ぐらいあるけども、

30分ぐらいでおさまりそうな感じ。

ふせえりとか加瀬亮とかの

おふざけキャラのおふざけも不発で

全然楽しくないので

間が持ってない。

それぐらいっすかねえ。

何も思い浮かばない。

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『ゼロの焦点』を見た【映画】松本清張原作ミステリー



ゼロの焦点

戦後のドサクサの暗黒面。

やっぱこの暗さがいいんだなあ。

松本清張は。

ただのミステリーとして見たら

そんなにおもしろくない。

殺しの方法とかはどうでもいい。

人には知られたくない過去があるっていう

そういうドロドロした部分がおもしろい。

しかし、男の気持ちがよくわからない。

謎が多い。

名前も仕事も偽って

女と生活していた理由はなんだろか。

現地妻的な感覚だったんすかねえ。

東京へ引っ越して

結婚もして新しい生活をするとなって

女をどう始末するかっていうことが

事件の発端になってる。

男がうまく女と別れたら

こんなことは起きなかったわけで。

ただ別れを切り出すこともできない。

黙って失踪することもできない。

後ろめたいから。

結局、偽装自殺を計画するとか

めちゃくちゃな行動だなあと。

そういうめちゃくちゃで変なとこも

戦後の混乱期の残り火がまだ残ってるから

みたいな感じがしておもしろいですね。

ちゃんとした仕事があって

結婚して家庭をもってみたいな

普通の日常が繰り返してるような気がしてるけども

ほんの少し過去に遡れば

みんな後ろ暗いことしてた時代があった。

まあ、結婚したばかりの夫が失踪して

妻が夫を探すうちに

真相にたどり着くっていう話で

妻が探偵役で名推理を披露するのだが

真相は推理よりさらに後味の悪いものだった。

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『MONSTERZ モンスターズ』を見た【映画】中田秀夫監督、藤原竜也x山田孝之による超能力バトル・アクション



MONSTERZ モンスターズ

すごいコメディな映画だった。

それも演者が全員、大真面目で真剣な顔して演じるところが

笑いどころになってるというやつだ。

起きてること、やってること

すべてがおかしい。

おかしいというか、腑に落ちないというか、

いったいぜんたいこの人たちは

何を思って何がしたいのか全然理解不能なのです。

まあ、なんかやってますよ。

慌ただしくなんかやってるし、

藤原竜也は力みまくってるし、

事件は起きてますけども、

それが何一つドラマを生み出してない。

アクションはあるけども、

そのアクションの引き金になってる感情とか心理とか

考え、思考がまったくよくわからない。

なんでそんな間抜けなことをするのかわからない、

なんでそうなるのかわからない、

わからないわからないことだらけです。

わからない、謎、意味不明であることが

魅力になってないんすよ。

ミステリーとかサスペンスとかで

謎やわからないことが話を引っ張る魅力や

恐怖をあおる要素になってるものがあるけど

ああいうわからなさじゃないんすよ。

ただただ不可解。

ただ藤原竜也の顔が怖い。

山田孝之はアクション俳優みたいに動けるなあ。

それぐらいの感想しか残らなかった。

山田孝之はジェイソンボーンシリーズの次回作でボーン役やればいいのにね。

あと、なんだろ、藤原竜也のシャワーシーンとか

山田孝之の胸毛水着姿はサービスカットのつもりなのかなと。

嬉しくないサービスだなあ。

超能力の見せ方も残念だなあ。

エキストラが一斉にピタっと動きを止めてる映像を

超能力の表現として使うのかと唖然とした。

まあ、そういう力を使ったらそういう絵になるんだろうけど、

もっとかっこいい見せ方ないんすかねえ。

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『ベイマックス』を見た【映画】アメコミ「BIG HERO 6」をディズニーがCGアニメ化したヒーローアクション



ベイマックス

これはおもしろかった。

ベイマックスはいいキャラしてますねえ。

邦題は「ベイマックス」だけど、

原題は「BIG HERO 6」っていう題名で

なんかヒーローもののアメコミらしいっすね。

なんか感動もののヒューマン・ドラマなのかと

思って見始めたのだが

かなりゴレンジャー的な話で

最後は完全にヒーロー戦隊ものの感じになってて

見終わって原題見たら

ビッグヒーロー6っていうことで

ああ、もともとヒーローアメコミなんだと。

ベイマックスはチームの中の一人にすぎないのだが

まあ、かなりキャラ立ちしてるので

ほとんど主役みたいに感じただけだったか。

チームの一人というか主人公の子供が操作するロボット。

兄貴が人の痛みを取り除く介護医療ロボットとして

開発していたのを主人公が改造して

戦えるロボットにする。

このへんは日本の鉄人28号とかアトムとかプラレス3四郎とかの

オマージュなんすかねえ。

ベイマックスの動きの面白さ、

舞台となる都市の風景の面白さ、

それでもうけっこう満足しちゃったなあ。

街の風景はけっこうおもしろいっすね。

サンフランシスコと東京をミックスした架空の都市らしいんすけど、

ほとんど日本っすね。

坂がすごいいっぱいあるところが

サンフランシスコっぽいけど、

町の看板とか家の中の電化製品の感じとかが

日本な感じで

主役の子供も日本人っすよねえ。

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『ブルー・リベンジ』を見た【映画】孤独な男が両親の敵を討つ復讐劇を描いたハードボイルドサスペンススリラー



ブルー・リベンジ

これはおもしろかった。

復讐の物語。

リベンジハードボイルドって感じっすかね。

これはいったいなんだ?

この人は何してんの?

なんだろなこれは?

そう思わせるシーンの連続でできてるので

興味が途切れることがない。

何かしてるシーンがあって

何か結果がでてから

ああ、そういうことですかとわかる。

映像で説明してるやつですね。

ほとんど台詞なかったんじゃないかなあ、主役の人。

まあ、後半は少しは喋ってましたけども

基本的に無言です。

それに見た目もふつーの男なんすよ。

最初はホームレス生活で髪もヒゲもボーボーで

キリストみたいですけども

後半、ヒゲと髪をさっぱりした彼は

どっからどう見ても普通の青年というかおっさんです。

そんな普通な彼が復讐の戦いを仕掛けて

それに対抗してくるキチガイ一家と戦う。

私怨による殺し合いなんすよ。

主人公にやられた側は警察に通報しない。

自分たちで武装して主人公を狩ろうとしてくるわけ。

怖いっすね。

アメリカの怖い田舎映画によくでてくるタイプの一家ですな。

銃で武装してて荒っぽい一家。

そんな奴らなので主人公も無事では済まない。

ボウガンで足を撃たれたりします。

ボウガンの矢を抜いて自分で市販の薬で対処しようとして

結局無理で病院に行く主人公には笑ったなあ。

主人公は自分でなんとかしようとするんすよ。

復讐も誰かに頼まない。

ましてや警察や法に頼らない。

DIY精神で宿敵の出所をホームレス同然の生活で待ち、

出所を知ると武器を手に入れ

相手が一人になるのを見計らって事に及ぶ。

まるでプロの殺し屋ですよ。

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花王の粉末クレンザー『ニューホーミング』は懐かしい香りがする【台所洗剤】

花王の粉末クレンザー『ニューホーミング』

ときどき、無性に鍋やシンクを磨きたくなる。

そんなときに使うのがニューホーミング。

粉をパサパサとまいて、

湿らせたスポンジで溶きながら磨く。

鍋を磨く。

磨いているうちに

薬缶も磨きたくなる。

シンクも磨く。

磨き終えたと思ったら、

死角になってる部分を磨き忘れで

また磨く。

ピカピカになるまで磨く。

ピカピカといっても

それほどピカピカになるわけじゃないけども

磨く前と比べれば

段違いの輝き。

そのうちスプーンやフォークのくすみも気になりだして

磨く。

磨き出したら止まらない。

磨き終えたら

なんだか気分も爽快だ。

ニューホーミングの香りはどこか懐かしい。

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『あなたに褒められたくて/高倉健』を読んだ【読書】



あなたに褒められたくて (集英社文庫)高倉 健

あなたに褒められたくての

あなたはお母さんのことかあ。

高倉健さんって普通に喋っているイメージが

まったくないんすよねえ。

映画の中の高倉健しか知らないし、

映画全盛期に主役を張ってた

映画スターの若い高倉健も

知らない世代なので

高倉健といえば

みんながスターだというから

大スターなんだろなと

思うぐらいの存在で、

晩年の出演映画は子供の自分には

渋すぎて難しいものばかりだったので

今、昔の邦画を見て高倉健が

出演してるのを見かけて

改めて、あのとき大人たちが

高倉健が大スターだと言ってたのは

この高倉健かと高倉健像を新たにするみたいな。

まあ、自分にとっては

高倉健は謎というか、

映画スターが存在し得ない時代に

存在し続けた最後の映画スターって感じなんすかねえ。

映画の外の高倉健をまったく想像できなかった自分にとって

高倉健のエッセイというのは

かなり新鮮でした。

おもしろい人だなあと。

催眠術の話とか仲間にかなりきついいたずらをする話とか

そういう若者ノリみたいな面も

高倉健にあったんだというのが新鮮。

気持ちを大事にする人だなというのも思ったなあ。

中国で写真をもらう話や

知り合いでもない時計屋の人から

励ましの電話をもらった話とか

じんわりきちゃう。

そういうなんていうかな、

他人からの心遣いがちゃんとわかる人なんだなというのが

じんわりきちゃうんだよなあ。

高倉健という俳優が

どんな人間なのか興味がある人にはオススメの本ですね。

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『憲兵とバラバラ死美人』を見た【映画】帝国陸軍内で発生した猟奇殺人事件を憲兵が捜査するミステリー



憲兵とバラバラ死美人

刑事ものですね、これは。

設定が戦時中で刑事役が憲兵になってる。

軍の井戸から女性の胴体が発見される。

殺人事件発生で

軍のことだから憲兵が調べる。

警察も調査しようとするのだが

憲兵の縄張り意識から

憲兵が捜査の主導権を握る。

そんで地元の憲兵の応援として

中央から憲兵が派遣されてくる。

そいつが主人公かな。

なかなかの正義のヒーローぶりです。

憲兵だけど偉そうなとこなし。

謙虚で礼儀正しく冷静。

地元警察にも頭を下げて協力を要請する。

それを心良く思わない地元の憲兵に

いびられたりもするけども

真面目に捜査していきます。

胴体以外の部位はどこにあるのか。

胴体の身元は誰か。

軍の井戸に捨てるぐらいだから

犯人は軍の者。

女癖の悪いやつなど女関係を洗っていく。

なかなかの理詰め捜査です。

容疑者として浮上するのが

天知茂です。

かなり若くてほっそりしてて

天知茂とわからないぐらいですよ。

捜査の描写以外もなかなかいいんですよねえ。

派遣された憲兵が宿にするのが小料理屋なんすけど

そこの女将といい感じになるんすよ。

まあ、ほんとほのかな恋心っていいますかねえ。

お互いちょっと気になるねみたいな

距離感が微笑ましくていいですね。

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『センス入門/松浦弥太郎』を読んだ【読書】



センス入門松浦弥太郎

センスってなんなんすかねえ。

あれはセンスがいい、

あの人はセンスある、

センスのいいほにゃらら、

そんなふうにセンスを言うとき

それは自分にはよくわからないけども

いいものであるということは

感じるねっていう感じかな。

センス入門ということで

センスとはなんであるか、

センスを身につけるにはどうするか、

センスを磨くには

とかいろいろと

センスについて考えてみたくて

手にとった本。

ある意味、期待はずれで

ある意味期待通りの本でありました。

これがセンスだみたいな

明快なものが何かあるのではという

期待には答えてくれないけども

センスってそういうものじゃないということを

改めて気づかせてくれるところが

期待通り。

結局は、自分で考えて

自分で行動してみて

自分の経験のなかから沸き上がってくるものが

センスとなるので

人が教えてくれるもんじゃないし、

オシャレなことがセンスあるということでもないし、

ということであるので

とにかく自分で考えるということが

重要というか

そうするしかないというかねえ。

センスがあるとはどういうことか知りたくて

センス入門なんていう題名の

本を答えがのってると思って

手にとって読んでることが

私ってセンスないなあ~って感じですね。

こんな題名の本を読んでる場合じゃないっすよ。

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『江戸川乱歩の一寸法師』を見た【映画】内川清一郎監督、宇津井健、丹波哲郎出演の猟奇ミステリー



江戸川乱歩の一寸法師

新鮮な猟奇を求めて

今宵も魔界都市東京を彷徨う宇津井健。

いやー、けっこうおもしろかったっすね。

怪しい感じがいい。

戦後の混乱の余韻が残る東京。

有象無象が蠢く夜の街。

江戸川乱歩の怪奇ムードが楽しめる映画っすねえ。

一寸法師っていうのは小人です。

江戸川乱歩の作品にはそういうのけっこう出てきますね。

小人とかサーカスとか奇術とか。

ああいう見世物小屋の

正体不明の怖さ、いかがわしさというのが

江戸川乱歩作品の持ち味のひとつになってますねえ。

宇津井健は雑誌記者かなんかですかねえ。

夜な夜な街を徘徊して

記事にできるネタがないか探してるわけ。

そこに怪しい小人が人間の腕を落とすのを目撃する。

後を追うがお寺で見失う。

翌日、新聞を読むとバラバラ殺人のニュースがあって

昨日の小人と何か関係があるのかもと思う

みたいな出だしです。

その話と知り合いの金持ち夫人の娘の失踪事件とが

同時に展開していき、

探偵も登場して謎解きにとりかかる。

事件は異常な愛情が引き起こした怪奇だったみたいな感じかな。

途中、丹波哲郎なんかが登場して

しかも若いから相当古い映画だなって感じしたなあ。

まあ、確かに古いことは古い。

小人が何喋ってるのかよくわからないんすよねえ。

あれは気持ちが高ぶってて

何言ってるのかわからないっていう演出なのかなあ。

小人を演じてる人はかなり身のこなしが軽い。

最後の大捕り物のところでは

高所のロープを移動したりしてなかなかです。

大勢の警官との追いかけっこが迫力ある。

わーわーと押し寄せる警官隊と

軽業師のようにかわして逃げる小人。

おもしろいですね。

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