2015年01月31日

『かくれんぼ』を見た【映画】韓国歴代No.1ヒット、ソン・ヒョンジュ主演によるサスペンススリラー



かくれんぼ

正体不明の怖さってありますね。

なんでもない日常の風景なのに、

正体不明な要素がひとつ加わるだけで

一気にすべてが不気味に見える。

フルフェイスのヘルメットをかぶってる人が

ただ突っ立ってるだけで

なんかすごく怖いもんなあ。

正体がわからないことからくる

恐怖感ってすごいもんがある。

前半はその怖さがあるのでけっこう楽しめましたけど、

後半はいまいちだったなあ。

正体がわかってしまうんです、中盤ぐらいで。

そこからはまったく怖さがなくなってしまう。

いや、キチガイが迫り来る怖さはあるのだが、

不気味な生理的にぞっとするような

怖さがまったくなくなってしまう。

フルフェイスの中身がわかると

一気に正体不明の怖さがなくなる。

幽霊の正体見たり枯れ尾花ってのはほんとだね。

正体不明の怖さといえば、

住人を殺して、

そこで住人のふりをして暮らす人っていうのも

怖いっすねえ。

隣近所が誰だかわからない現代。

そういうことがあってもおかしくない怖さ。

ぱっと見では何もおかしなことは起きてないように

見えてしまう怖さ。

怖いっすねえ。

前半はけっこう怖くておもしろかったです。

後半はちょっとつまらなくなっちゃいましたけど。

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2015年01月30日

『メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND/ダレン・ブラウン』を読んだ【読書】



メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND

翻訳がちょっと難ありか。

機械の自動翻訳みたいな日本語になってない訳で

ちょっと読みにくかった。

その翻訳のせいで、

著者のダレン・ブラウンの軽いちょっと毒のあるいきがった風の

冗談や語り口のおもしろさが削がれているように感じる。

内容はなかなかおもしろいです。

メンタリストのパフォーマンスは何に基づいているのか。

それをけっこう細かく書いてあります。

マジックの手法を使ったり、

人の筋肉の動きを読むマッスルリーディングをしたり、

催眠術やNLPも使ったり、

あらゆる方法のミックスがメンタリズムだみたいな。

霊能者とコールドリーディング、

ホット・リーディングの話なんかもあります。

記憶術の実践方法や

嘘の見抜き方講座みたいなものもあるので

実用性もありますね。

暗記法はそのままはできそうもないけども

簡易的に自分なりにやりやすくしたものなら

日常生活で実際に役立つんじゃないすかねえ。

覚える事柄を鮮明な映像イメージと結びつける。

電話番号とか、数字もイメージに変換して覚えると

意外とすぐ覚えられて忘れないもんですね。

まあ、メンタリストとかメンタリズムとか

けっこう流行りましたけども

メンタリズムがまったく新しい手法っていうわけじゃなくて

今ある数々のトリックの手法の混合、複合が

メンタリズムであるということなのかねえ。

同じトリックでも

それを手品というか、霊能力というか、心理学というか、

捉え方が違うと印象が変わる。

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2015年01月29日

『REX 恐竜物語』を見た【映画】角川春樹監督、安達祐実主演、恐竜と少女の交流を描いたファンタジードラマ



REX恐竜物語

これはけっこうすごい。

子供は喜んで楽しみそう。

出来はいいと思う。

劇場公開当時、確か角川春樹が問題を起こして

すぐに打ち切りになったんじゃなかったっけ。

自閉症の女の子が恐竜の子供と

アドベンチャーするという内容に

とにかくハイになってぶっ飛んだ企画だなと

色物扱いしたくなるけども、

見たらけっこうよく出来たファンタジーになってました。

いやね、ツッコミだしたら突っ込みどころしかないのだが

まあ、それはファンタジーだから

こんぐらいのぬるさでいいんじゃないと

無視できる、許容できるゆるさなんすよ。

辻褄とか全然あってないけども、

それは童話や昔話と同じレベルだと思えばいいのです。

そもそもが縄文人の洞窟に行ったら

恐竜の卵があって、なんかそこには砂金採りの爺さんがいて

仙人みたいなことしててって

もうめちゃくちゃなんすから。

森林の空撮映像がカールスモーキー石井の歌にのって

流れてくるんだけど

あれって日本じゃないスケールのでかさの森林映像なんすよ。

あれどこだろ。

南米とか中国とかっすかねえ、

日本なんすかねえ、北海道とかか。

そんなジャングルなとこを

小さい安達祐実を連れて軽装備で奥深くまでいく渡瀬恒彦たち。

すべてがこの感じなので

ファンタジーなので細かいとこは

まあ、そういうことなんだということで

見ればいいのです。

良く出来てるのが構成っすね。

恐竜の卵を発見する冒険があって、

遺伝子操作っぽいことして

恐竜が孵化するかどうかのドキドキがあって

生まれた恐竜と安達祐実の

擬似親子なやりとりがあり、

金に目が眩んだ大人がREXを狙ってきて

それから逃げるアクションがありで

最後はなんだか知らないけども

地底のモアイ像がこんにちはでREXとの別れがあり。

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2015年01月28日

『新選組始末記』を見た【映画】子母沢寛原作、三隅研次監督、市川雷蔵主演の時代劇



新選組始末記

市川雷蔵、力入ってます。

信念ある男に惚れた男が侍の道に身を投じていく。

雷様はこういう男の世界の男の話が

けっこう好きですね。

男気、気高さに惚れ込むみたいな感じの話。

新選組の近藤勇のまっすぐな心に惚れ込み、

新選組に入隊した男が

まっすぐなだけでは済まない組織の裏側に幻滅し、

一度は好きな女との平凡な生活に戻ろうとするが、

やはり侍の世界を捨てることができず

新選組で生きていくことを決意する。

そんな感じの話です。

芹沢鴨を粛正する土方歳三らのやり方に

侍としての仁義がないと疑問を持つ市川雷蔵。

土方歳三を演じてる天知茂がなんか悪い顔するのが

はまってておもしろい。

大らかでどっしりと構えてる近藤勇役は若山富三郎。

これもはまってたなあ。

沖田総司は、ニヤついた子供みたいな感じだった。

役者たちはなかなか。

映像はどうだろね。

うーむ、あんまり美しさはなかったか。

最後の池田屋での戦いは泥臭くなかなかの迫力があったね。

まあ、そんな感じです。

男が男に惚れ込んで

侍としての美意識を持って生きていくっていう話。

その侍としての気概が行き着く先は血が流れるだけかもしれない。

後に残された女の寂しさ。

普通の幸せを捨てて

主義志向に生きる。

そこにあるある種の美しさの話だろね。

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posted by ビショップ at 07:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2015 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年01月27日

『複製された男』を観ました【映画】ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴ原作、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ジェイク・ギレンホール主演の不条理劇



複製された男

これはなんだか安部公房の小説みたいな話だね。

不安をあおる不協和音がずっと鳴ってる。

これは不条理な心理劇っていうやつなのかなあ。

目の前に展開していることは

何かの暗喩であって現実ではないので

額面通りにとらえるのではなく

何を意味するのかを考えながら見る。

そういうやつでしょうか、これは。

教師が映画を見たら、

そこには自分にそっくりの男が端役で出演していた。

自分に似ている男に興味をひかれて実際に会う。

兄弟?何かの冗談か?と戸惑いながら

二人のまったくそっくりな男は接触し

そこから奇妙な運命が……みたいな。

全然、サスペンスっぽい盛り上げ方はしないので

けっこう不満足というか、

ストレスがたまっていく感じになってます。

一応、何がどうなるのかという謎で

観客を引っ張っていくことは引っ張っていくのだが、

結末に答えが用意されているわけではないので

最後ですかっとすることはない。

最初から最後まで、微妙に不安で、微妙に不愉快なテンションが続く。

これはかなりストレスっすよ。

だって、宇宙人とかDNA操作とか政府の陰謀とか

実はすでに死んでいたとかそういう結末はない。

謎めいた秘密エロクラブとかも出てくるけど

それが何か答えとなるわけでもない。

邦題の複製された男っていうのも

なんかサスペンスやSFを連想させるものだけど

中身はそういうやつじゃない。

原題はENEMYってことで、敵っていうことなんすかねえ。

敵は自分自身だみたいなことか。

一人は恋人はいるけど独身の教師。

一人は売れない俳優で妊娠中の妻がいる。

この二人の男は二人なのか一人なのか。

後半、入れ替わってそれぞれの女と寝る展開とかあるのです。

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posted by ビショップ at 06:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2015 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年01月26日

『有名人―おさわがせメディア表現論/中上健次、野田秀樹、高平哲郎』を読んだ【読書】



有名人―おさわがせメディア表現論

中上健次、野田秀樹、高平哲郎による鼎談。

1988年の本だけど、

固有名詞を今の芸能人や事件に変えたら

そのままで最近やった鼎談みたいになるんじゃないか。

ワープロの話はスマホとかインターネットに

置き換えたら

昨日今日にやった鼎談に思えるんじゃないか。

それぐらいどの時代の人間も

同じようなこと言ってるんだなと。

昔はこうじゃなかったと嘆くパターン。

昔みたいに骨のある奴がいなくなったと

今を嘆くパターン。

そういう雰囲気はいつの時代でもあるんだね。

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2015年01月25日

サンクゼールの千円福袋に入っていた『ゆずみそドレッシング』を使ったんだ【食】

サンクゼールの「ゆずみそドレッシング」

サンクゼールの千円福袋に入ってた

「ゆずみそドレッシング」を使ってみたんだ。

豚バラ肉と玉葱人参の蒸し焼きを作ってみて

それにかけて食べてみたんだけど、

お味のほうはいまひとつって感じっすね。

サンクゼールの「ゆずみそドレッシング」

確かにゆずの香りはするけども、

味噌の風味はほとんどしない。

ゆずっぽさも匂いだけで

ゆずの汁の風味がまったくない。

なのでゆずの香りはするけども、

コクがないので味気ない。

これはいまいちか。

千円福袋ということで

お試しで買ってみて、

クラッカー、ジャム、パスタソース、ドレッシングが

入ってたけども、

どれもまた買おうっていう感じには

ならなかったかなあ。

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2015年01月24日

『赤い手裏剣』を見た【映画】市川雷蔵主演、大藪春彦原作のアクション時代劇



赤い手裏剣

スキヤキ・ウエスタンっていうことだなあ。

時代劇で西部劇。

白い着流しの市川雷蔵様がナイフを投げまくる。

原作が大藪春彦。

えー、みたいな。

野獣死すべしとか蘇る金狼とかの大藪春彦?

それが西部劇となと。

ハードボイルドなイメージしかなかったけど

こういうのも書いてるんすねえ。

まあ、市川雷蔵演じる流れ者は

ひたすら優美で品が良く流れ者にはあんまり見えなかったなあ。

話は、宿場町にふらっとやってきた腕におぼえありの市川雷蔵が

宿場町のやくざ者3大勢力を同士討ちにもっていくのが前半。

後半は、強奪された御用金をめぐっての争い。

ヤクザの鉄火場あり、暗躍する女あり、

同じような腕の立つ流れ者との対決あり。

心優しい娘に置き土産ありで

ヒーローは去っていく。

ほんとに西部劇です。

かなり珍妙な雰囲気が漂ってる作品だなあ。

市川雷蔵のニヒルなオーラもあってか、

この流れ者がかなり人間離れして見える。

もしかして宿場に舞い降りた天使なのではないのか。

宿場に平和をもたらすために使わされた

人智を超えた存在なのではないかと思ってしまうほどだ。

まあ、剣の腕はすごいし強いのだが

手裏剣さばきはすごいんだかすごくないんだか

いまいちすかっとしないのだ。

一発でズバッときめてくれないんだなあ。

敵は鎌をブーメランのように使ってたけど

同じようにナイフも投げるので

二人のキャラの違いがはっきりしない。

まあ、見た目は雷蔵が優男でライバルはワイルド系で

だいぶん違うんすけどね。

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2015年01月23日

『星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン』を読んだ【読書】



星を継ぐもの

名作SFを読んでみようシリーズ。

うーむ、やっぱ昔のSFって難しいっすね。

とっつきが悪すぎる。

主人公がいないんすよ。

歴史の年表を読んでるみたいで

読み進むのが難しい。

誰か主人公がいて、

話を引っ張っていってくれれば

読み進めやすいのだが、

推進力となる人物はいないし、

そういう描き方がされてないしで

とにかくとっつきにくい。

もうちょっとミステリー小説風に書いてくれたら

いいのにねと思ったなあ。

軍縮が進み、その分の資源を宇宙開発へむけた人類。

宇宙にどんどん飛び出していくぜっていう時代です。

スペースフロンティア時代の開幕ってわけかあ。

そんで月で遺体っていうか

化石っていうか見つかるわけですけども、

それが五万年前に死んだと思われる

赤い宇宙服に身を包んだ人間の化石。

こいつはいったいなんなのか。

チャーリー(仮名)は人間なのか宇宙人なのか。

どっから来たのか、

それとも月に進んだ文明社会が古代にあったのか。

この謎にいろんな学者が挑んでいくっていうわけ。

ミステリーですよねえ。

でも、描き方はミステリーでもない。

断片的にこういうことがありました、

こういう遺跡が追加で見つかりました、

こういう事実がわかりました、

学者がこういう説を考えつきました、

そういうのを羅列していく感じで進む。

研究の発表会みたいなのが続くだけの書き方が

とっつきにくさを生んでるんじゃないか。

内容はおもしろいっすね。

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posted by ビショップ at 07:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書2015 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年01月22日

『ドラッグ・ウォー / 毒戦』を見た【映画】ジョニー・トー監督による中国公安警察vs.麻薬組織を描いたクライム・サスペンス



ドラッグ・ウォー / 毒戦

まさに毒戦。

これって最後になんかどんでん返しがあるんだろなって

勝手に思って見てたんすけど、

なんにも裏がなかったということで

逆に驚いた最後でした。

簡単に言えば麻薬ルート壊滅を狙う警察が

麻薬の製造業者と

麻薬の販売業者両方を騙して

一網打尽にする作戦を描いてます。

製造側には販売業者のふりをして、

販売業者のほうには製造側のふりをして

警察が接触。

大きな取引をまとめさせて

そこで一気にかたをつける目算です。

この作戦を指揮する警部がかなりの熱血鬼警部です。

そんで一網打尽作戦に協力させられるのがルイス・クー。

とっ捕まったけど死刑にはなりたくないので

捜査に協力してお目こぼしを狙う男。

ちょいちょい不審な動きをする。

てめえ、今、合図しただろ〜!って

警部に切れられたりするけど、

俺は全面的に協力する信用しろと泣きつく。

こういう展開なので、

てっきりルイス・クーが実は潜入捜査官で〜とか

今のボスを倒して

自分がのし上がろうとしてる野心的なやつで〜とか

そういう展開があとあとあるのかと思ってたんすけど、

そんな裏はなかった。

ただ、ほんとにビビって協力してただけだった。

すきあらば逃げようと。

最後はもうめちゃくちゃですよ。

仲間に、おい、あいつらは警察だ、

協力して戦ったら勝てる!とか言い出す。

それを口火に警察と麻薬組織の銃撃戦がスタート。

もうひでえもんです。

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posted by ビショップ at 06:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2015 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする