『怪人カリガリ博士』を観た【映画】ロバート・ブロック脚本によるサイコスリラー



怪人カリガリ博士

これは前半のモヤモヤが後半の最後で

ああ、そういうことかあと晴れるやつですね。

どうなんすかねえ。

まあ、最初からなんか変な展開なので

これは普通にその通りではないんだろうなっていう

感じがしてます。

車が故障して歩いてた主人公の女が

たどりついたのは大きな屋敷。

そこには何人も招待客がいて

主人のカリガリ博士はみんなが出て行かないようにしている。

なんだかよくわからない屋敷に

なんだかよくわからない客人たち。

出て行きたいのに出ていけない。

これってもしかして

主人公の女性は実は自動車事故かなんかで

すでに死んでいて、カリガリ博士っていうのは

閻魔大王的な地獄への門番なのではないかとか

思っちゃって見てました。

シックスセンスパターンか、

もしくはシャッターアイランドパターンかみたいな。

まあ、最後にわかりますけども、

なるほどなと思ったのが主役のグリニス・ジョンズの演技。

めちゃくちゃ変な演技なんすよ。

ぶりっ子っていうかね、

わざとらしいというかね、

年寄りが若作りしたような演技をしてるんすよ。

なんだ、この女優、すごい大根演技するなあと、

いやいやと駄々をこねるとことかね。

ずっとそんな感じで見てたんすよ。

明らかに浮いてるし。

そしたら、そういう役だったっていうのが

最後にわかって、ああ、

だから、こういう演技だったわけだと。

まさに若作りした年寄りだったわけですなと。

まあ、衝撃のエンディングが待ってるわけだけど、

それまでの展開が長いわりに

バリエーションが少なくて退屈なのが難点か。

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『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』を観た【映画】大ヒットコメディの続編。トッド・フィリップス監督をはじめ、ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ケン・チョンら主要キャストが再び集結



ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える

ハングオーバーの続編。

独身最後のパーティーをして

翌朝目を覚ますと記憶がなくて

ひどいことになってて

昨日何があったのかを調べて大騒動になるっていうやつ。

今作も同じです。

今度は舞台がタイになってる。

前作はラスベガスだったっけ。

前作がどんな感じだったのかあんまりというか

全然覚えてないのだが、

今回、冒頭でキャラ設定とか前の騒動についてとかを

説明してくれるので前作を見てない、

もしくは覚えていなくても大丈夫でした。

そうそう、このデブがみんなにドラッグをもって

みんなテンションおかしくなって

記憶が無くなる展開だったなあと。

それに鴻上尚史みたいなマフィアの男もいたなあと。

前作ではものすごい怖い敵役だったような気がしたが

今作では愉快な仲間になってます。

しかし、登場シーンはひどいね。

おい、なんだこれ、キノコじゃないか?って

猿がなめてんのは

俺のチンコだぞ!って下半身丸出しで登場って下品すぎる。

この映画ってけっこう頑張ってます。

何かきついことをやると

差別だ下品だなんだと口うるさい時代に

下品ギャグ、差別ギャグ、不謹慎ギャグを

けっこういれてくるからね。

専業ニートのおデブがすっごい毒舌なんすよ。

差別的な発言多々、破廉恥なギャグ多々。

沈黙の行してるお坊さんの股間に

ペットボトルいれて

ほーら、チンチン起ったぞと

下品なジョークをかましたりするわけ。

みんな笑って和んでたけど

けっこうどぎついっすね。

きついのはこいつだけではなくて

メンバー全員、きついやつらです。

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『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を観た【映画】人気アメコミをクリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストンらで実写化したヒット作の続編



マイティ・ソー/ダーク・ワールド

なーんか乗れないなあ。

まあ、スーパーヒーローアクションであり

大スケールのファンタジーでありで

映像は良いはずなのに

なんかおもしろいなあって思ったとこが

ほとんどなかった。

よかったのは弟のロキがキャプテンアメリカに化けたとこと

ソーがコートハンガーに金槌をぶら下げたとこっすね。

ああいうユーモアは楽しくていいね。

それぐらいかなあ。

いやあ、ほんとそれぐらいしかないんすよ。

もっとユーモアシーンが欲しかったかなあ。

博士が裸で逮捕されるとかもあったけど

全体的にユーモアが少ないし、

かといってシリアスに盛り上がるのかというと

そんなこともない感じで、

ほんとに中身が薄いように感じた。

母親の死もなんかあっさりしてるしなあ。

欺くことが得意な弟ロキにまんまとしてやられて

まったく気がついてないソー兄さんも

お人好しすぎるぜ、まったく。

ソーたちって神様でしたっけ。

よくわからない存在なんすよねえ、彼らが。

どんぐらい強いのかというのも

シーンによってものすごい弱かったり強かったりで

一定しない感じだし、

だから戦いにハラハラ感を感じにくいんすよ。

今、窮地なのかそうでもないのかが

画面から伝わってこない。

だから、あっさり母上が死んだとこなんか

え?死んだのか、今ので?みたいな風に見えちゃって

シリアスな衝撃がない。

まあ、いまいちだったなあ。

ナタリー・ポートマンとの

異次元遠距離交際の行方は気になるところだが

どうも映像的におもしろいところがないのが寂しいっすねえ。

人間関係はおもしろいんすけどね、このシリーズ。

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『穴』を観た【映画】ソーラ・バーチ主演、名門パブリック・スクールの生徒4人が姿を消した謎を描くサスペンス・ミステリー





女の嫉妬は恐ろしいってやつか。

嫉妬というか、

自分がないがしろにされる、

自分以外の女がちやほやされることが許せない。

なんで男は私を求めないのかという感情。

私がこんなに好きなのに、

それに応えないとは何事かと。

こういう感情はなんといったらいいのかねえ。

妬み、強い自己愛、妄想力の暴走、

自己中心的、シンデレラ症候群。

まあ、こういう女にロックオンされたら終わりだな。

そういう怖い女をソーラ・バーチが演じてます。

怖いっすよ。

前半と後半でがらっと変わります。

前半は地味で控えめで純な女の子なんすけど、

後半の真相のネタばらしに入ると、

実は彼女は影で学園の女どもを牛耳ってる

いけてるグループの裏番長だったというのが

わかってきて、

この事件の発端は彼女から始まり、

この事件の悲劇は彼女の嫉妬心から生まれた

というのが明らかになるわけ。

彼女がすべて悪いのだが、

うまく表面を取り繕う術を知っている彼女は

警察や親たちをうまく騙して

被害者を装うことに成功する。

まあ、怖い女ですなあっていう話。

男2女2で使われてないシェルターにこもって

寄宿舎の休暇を過ごすことにしたわけ。

ソーラ・バーチは狙ってる男がいて、

そいつといい感じになるのが目的なのだが

学園一のモテ男であるその男は

ソーラ・バーチにまったく興味なし。

こともあろうにキーラ・ナイトレイのほうにひかれてんの。

もう一人の男もキーラ・ナイトレイと好い仲で

男二人がキーラ・ナイトレイに群がってる図式になってて

ソーラ・バーチはおじゃま虫状態なのです。

こんなの絶対おかしいよ!と

ソーラ・バーチはなんとか男どもの気を引こうと画策します。

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『白い恐怖』を観た【映画】恋は盲目、アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコサスペンス



白い恐怖

確かに恐怖です。

怖いなあ。

何が怖いって恋に恋した女の暴走がです。

イングリッド・バーグマンは精神科医です。

本を読んで勉強するのが好きで

患者とも距離をとって診察するし、

あんまり人間味のない女なんすよ。

それがね、新しい所長ということで

グレゴリー・ペックが赴任してくると

一目惚れでデレデレで何も見えなくなるわけ。

まあ、それだけなら運命の人に出会って

燃えてる女なのでいいのですけど、

グレゴリー・ペックが実は所長ではなく、

所長を殺した犯人である可能性もあり、

記憶喪失になってて

何をするかわからない危険な男であることがわかる。

警察に追われる身になった男を

いや、彼はそんな人ではないわ!

なぜなら……、私が彼を愛しているからよ!ってなわけで

わけのわからんおかしな理屈で

彼の無実を証明しようとがんばるわけ。

無実を信じて彼の記憶を探るのはいいのだが

その理由が私が彼を好きだから

悪い人であるはずがないというのは

完全に頭がおかしい人の理論じゃないすか。

イングリッド・バーグマンは精神科医なんすけど、

だんだん患者に見えてくるのが怖いんすよ。

これはやばいぞと。

まあ、グレゴリー・ペックはハンサムですけども、

それにしたって、知り合って

数日しかたってないのに

彼のことは私が全部わかってる的な

確信をもってイングリッド・バーグマンは

彼の無実を主張する。

師匠に君は冷静な医者としての判断力が今なくなってる、

少し冷静になりなさいと言われても

まったく効果なし。

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『悪い種子』を観た【映画】サイコパスは遺伝するのか?8歳の少女は天使か悪魔か?衝撃のサイコスリラー



悪い種子

サイコパス映画ってやつっすね。

サイコパスにかかわったら負け。

もともとが小説で

演劇化されて映画化もされたっていうことだから

けっこうヒットした有名な小説なんすかねえ。

良心を持たない子供を前にした母親はどうするのか?

良心を持たない子供になったのは

自分の血筋のせいではないかと悩む母。

子供はのんきに笑って人殺ししまくってますけども、

母は思いつめちゃって大変ですよ。

少女は典型的なサイコパス。

自らの欲望を満たすためには

他人の命を犠牲にすることに

なんのためらいも呵責も感じない人間なのです。

良心がないっていうかねえ、

なんか危ないやつなんすよ。

だが、表面上は礼儀正しくて美しくていい子に見える。

このギャップね。

さらにサイコパスっぽいのが

彼女は賢いのかバカなのか

よくわからないんすよ。

全てが行き当たりばったりで

悪事が計画性があるようでないようで

衝動的に好き勝手やってる感じなんすよ。

すぐばれるような嘘をつく。

だから、けっこうすぐにぼろが出る。

見咎められて非難されると

適当な演技でその場しのぎをしてごまかそうとする。

そんなんでごまかせるわけないんすけど、

なぜか少女はいつも自信満々で

自分は何しても大丈夫という態度なんすよ。

これがサイコパスっぽいところですねえ。

綿密な計画で完全犯罪を企むわけではなくて

その場その場を適当にしのいでるだけ、

しのげると思ってるっていうとこが

心がないというか、

普通の人とは違う規範で動いてるっていう感じがして

恐ろしさを感じるとこだなあ。

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『ブロークンシティ』を観た【映画】マーク・ウォールバーグxラッセル・クロウ、三流私立探偵が大物政治家の策略にはまり陰謀に巻き込まれていくクライム・サスペンス



ブロークンシティ

どっかで見たことあるような。

何か小説で読んだのか、昔の映画で見たのか、

わからないんすけど、

こういう話はなにかで見たような気がしたなあ。

まあ、ハードボイルドもの、市長の汚職ものに

よくあるパターンなので

それで見たことがあるような感じがしたのかもしれません。

マーク・ウォールバーグは元警官の探偵。

選挙を控えた市長から妻の浮気調査を依頼される。

単なる浮気調査だと思ってたけど

実は市長の汚職関係の調査に利用されたのだ。

市長を追い込むのか

それとも長いものに巻かれるのか。

マーク・ウォールバーグは脛に傷持つ男なんすよ。

その弱みを市長に握られてるんすよ。

ああ、なるほどなあと。

政治の世界での駆け引きでのし上がるような奴らってのは

汚い仕事をさせる裏の手下みたいなのが必要になる。

その時までカードは使わずにとっておくわけっすね。

刑事のマーク・ウォールバーグの犯した罪を見逃したのは

後々、コマとして利用できるとふんだからで

ラッセル・クロウ悪どいっすねえって感じでしたな。

まあ、普通なら言うこと聞くと思うけど、

マーク・ウォールバーグは良い奴なので

自爆も覚悟で市長を断罪するのです。

自信満々でジョーカーを出したのに

相手には通用しなかったってことで

ラッセル・クロウ間抜けな感じになってます。

まあ、なあ。

どっかで見たことあるんだよなあ。

市長の土地開発に関する汚職ってよくあるパターンだし、

刑事が容疑者を逮捕せず私情で撃ち殺してっていう

のもよくあるパターンだしで

よくあるパターンの組み合わせでできてるから

既視感があるのかもなあ。

まあ、役者はけっこう有名人ばかり出てる。

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『魔王』を観た【映画】ドイツの巨匠フォルカー・シュレンドルフがミッシェル・トゥルニエの小説をジョン・マルコビッチ主演で映画化した戦争ドラマ



魔王

数奇な運命をたどった男の話。

主人公はジョン・マルコビッチです。

時は1930年代からスタート。

フランス人で子供の頃に、学校なんか燃えてしまえと

願ってその通りに寄宿舎が火事になって

親友が死んだ経験から、運命が僕を守ってくれていると

思ってるどこか夢見がちな男です。

子供が大好き。

子供からも好かれるという特技の持ち主。

性的に好きというんじゃないっぽいっすね。

同類というか対等の存在として子供を見てるっぽい男です。

自動車修理工してるときに知り合った少女に

カメラを貸す貸さないで喧嘩したことを恨まれて

いたずらしたと嘘をつかれて逮捕。

戦時下であるため刑務所ではなくて軍隊に送られることになる。

するとすぐにパリはドイツ軍に占領され

ジョン・マルコビッチは捕虜収容所送りになる。

収容所の近所に森があって

そこにはナチスの高官ゲーリングがハンティングしにくる。

その森の館で下働きすることになる。

戦況悪化でその館は閉鎖されると、

今度は近くに貴族の城を寄宿舎にして

次世代の将校を育てる施設があってそこで働くことになる。

金髪碧眼の少年たちをお世話する仕事です。

優良な遺伝子を持つ子供をたくさん集めるために

村を回って子供たちを城に連れてくる仕事を任される。

子供の扱いがうまく、子供にも好かれる才能があるんすよ。

そんで、ドイツが負ける、ソ連が侵攻してくるとなって

ジョン・マルコビッチは少年たちを助けようと

湖や森に避難するように少年たちに訴えかけるのだが

祖国の勝利を疑わない、命は総統のものであると教育された少年たちは

マルコビッチを裏切り者と見なし言うことなんか聞きゃしない。

城に立てこもって死んでいく。

マルコビッチはというと、助けたユダヤ人の子供を肩車して

その子供が導くままに戦場を突っ切っていく。

そしてどっかに消えていったみたいな。

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『初体験/リッジモント・ハイ』を観た【映画】キャメロン・クロウ脚本の郊外のハイスクールを舞台にした青春群像劇



初体験 リッジモント・ハイ

これは興味深い。

町映画。

1980年台の郊外に暮らす高校生の生態を描いた

資料的おもしろさがありますね。

歴史資料としての面白さっていうかねえ。

これは自分が中学生とか高校生のときに

見てもそんなにおもしろいと思わなかっただろうね。

ショーン・ペンとか若いっすね、思いっきり。

DVDの表紙絵はショーン・ペンなので

彼が主役と思いきや、主役かなと思えるのは

ジェニファー・ジェイソン・リーなのです。

基本、群像劇なので主役はいないといえるのだが

中心はジェニファー・ジェイソン・リーかな。

なんかキルステン・ダンストに似てたような。

邦題に初体験とあるのは

ジェニファー・ジェイソン・リーが

初体験するエピソードがあるからかな。

フィービー・ケイツも若いなあ。

ジェニファー・ジェイソン・リーの友達役で

そんなにいっぱいは出てこないのだが

ビキニのブラを外しておっぱい見せるシーンがあるので

インパクトは強い。

高校生ぐらいのときに見てたら

フィービー・ケイツのおっぱいが見れた映画ぐらいの感想だろうなあ。

いろんな高校生がいる。

ショーン・ペンはサーファーで小2からラリってる奴。

長髪でいつも薄着。

車はいつもマリファナの煙で真っ白みたいなやつ。

コンサートチケットの転売で儲けてるダフ屋で

すかしたイケメン気取りの奴がいたり、

真面目で映画館でアルバイトしてるやつがいたり

ジェニファー・ジェイソン・リーと

フィービー・ケイツはピザ屋でバイトです。

彼らがバイトしてる場所っていうのがショッピングモールなんすよ。

イオンとかジャスコみたいなやつ。

いろんなテナントがひとつの場所にあって

飲食店があって映画館もあるという複合商業施設。

それが郊外にでき始めた時代。

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『消えたシモン・ヴェルネール』を観た【映画】フランスの新鋭監督ファブリス・ゴベールによるミステリー



消えたシモン・ヴェルネール

やりたいことはわかるけどもなあ。

これは短編小説みたいな

短い時間でスピーディーな展開で

最後まで一気にいくような作り方なら

生きる話ではあるのだが、

ちょっと長いっすね。

なんていうか、意味ありげで

裏にドロドロといろいろとありそうで

あれとこれが関係してて

複雑に絡み合う事情がありそうなんすけど、

真相はそんなこと全然ありませんでしたーっていうね。

まあ、わかるんすけども、

なんかだるだるでしたね。

一人の生徒が失踪した数日間の出来事を

様々な生徒の視点から描き直していくわけ。

生徒Aの視点、B、C、Dっていう感じで

同じシーンを視点を変えて描くことで

最後に失踪の真相が明らかになるっていう構成。

一人失踪して二人目三人目と次々と消えていく生徒。

ミステリーじゃないすか。

家出なのか、ホモ疑惑が関係してるのか、

先生が怪しいのか、

サッカーの監督が関係してるのか、

生徒同士の色恋沙汰が関係してるのか、

いろいろと疑惑があるのを匂わせるのだが

たいした疑惑でもないし、

単なるうわさ話の域を出ないつまらない疑いばかりで

深刻さがあまりないのでスリルを感じない。

そこにきてオチがあれだもんなあ。

まあ、わかるけども。

失踪の真相に他の生徒達の考えていたことや行動は

一切関係がなかったというオチで

落差を出してるんすけどねえ。

連続生徒消失事件の真相は

幽霊の正体見たり枯れ尾花だったというわけさ。

いまいちぴんとこないわけです。

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