『女は二度生まれる』を見た【映画】川島雄三監督、若尾文子演じる芸者・小えんの恋愛日記




女は二度生まれる


女は二度生まれるとは大げさな題名だなあ。

原作は「小えん日記」という題名らしいんすけど、

そっちのほうがしっくりくるかな。

若尾文子演じるお水の女の生活日記みたいなお話。

芸者やって、バーでホステスして、おじさんの愛人やってと

なかなか楽しめます。

若尾文子がちゃきちゃき娘でさっぱりした性格なので

いろんな男といろいろとあるのだが、

湿っぽくは見えない。

むしろカラッと乾いてポップさがある。

コケティッシュな若尾文子。

それが見てて単純に楽しいのです。

60年代の街並みや芸者の日常生活やらを

見てるだけでも楽しめたなあ。

音楽がすごく変わってるのです。

なんか不穏なBGMというか、

武満徹の不協和音みたいな音楽が使われていて、

内容とあんまりマッチしてないのだが、

これはなにか意図があってこういう音を使ってるんだろうね。

おどろおどろしい、不安、謎、不信、

そういう感情を喚起するような音なのです。

なぜこんな音楽を当てはめたのか。

うーむ、謎ですねえ。

謎といえばラストも、

え?終わり?みたいなブチッとぶった斬りで終わる。

途中で放り出されたみたいな突き放し感があるエンディングなのです。

まあ、あの後、彼女はどうなるんだろうか。

どんな生き方をしていくのか知りたくなる終わり方というかねえ。

所帯を持っていいお父さんをやってる

フランキー堺を見かけたことで何か心境の変化があったんすかねえ。

唐突に、若者と一緒に山に行こうとしてたのを取りやめて

途中で若者と別れる。

2号さんやってたときに

愛人からもらった時計を若者にあげてしまう。

続きを読む

お金持ちは長財布?そんなの迷信、財布は二つ折りのDIESEL HIRESH SMALLで十分さ!【革財布】

DIESEL二つ折り革財布HIRESH SMALL

DIESEL HIRESH SMALL

お金持ちは長財布を使ってる?

お札は折らずにしまったほうがいい?

ノンノン!そんなの迷信迷信。

財布業界の業界努力で広められた消費を促す迷信さ!

二つ折り財布よりも長財布のほうが値段が高い。

高い財布が売れてくれたほうが嬉しい。

コストはどっちも大して変わらない。

だったら長財布を使うほうがいいという

印象操作をして長財布をプッシュするわけさ。

使う財布によって金持ちになれるなら、

苦労はしないぜおっかさん。

長財布は収納能力に長けているのは認めるけども、

そんなに収納するものがないんだぜ。

レシートなんか財布に貯めてどうするんだぜ。

使わないポイントカードを入れてどうするんだぜ。

お札を何十枚も札束で持ち歩くのかい。

持ち歩かないぜ。

だったら財布は二つ折りの革財布で十分なのさ!

よく使うカード類3枚に少量の小銭、お札が収納できれば十分なのです。

おすすめはDIESELのHIRESH Walletだ。

収納は最低限。

革の質や色の選択肢が豊富にある。

財布の幅がお札の幅よりも大きめでゆとりがあるので

お札をいれたら折り曲がらずに無様に半開きということもない。

なおかつ型落ちモデルは格安で手に入れやすい。

春に財布を買うのがいいってか?

春財布→張る財布→お金がいっぱいで張った財布という連想らしいけど、

ダジャレかよ!

財布は春に買おうが夏に買おうがどっちでもいいんだよ。

ぼろくなって見苦しくなるちょっと前に

買い換えればいいんだよ。

革の財布は外装が傷むよりも先に

変な匂いがしてくるから

かび臭くなったら交換時だろ。

お金は汚いからなあ。

特に小銭。

小銭入れをこまめに掃除なんてしてられないぜ。

サクッと新しい財布で春はフレッシュ気分で始めるのがよろしいよ。

続きを読む

『ウォールストリート・ダウン』【映画】ウォール街を占拠せよ、金融危機ですべてを失った男のリベンジアクション




ウォールストリート・ダウン

復讐の物語。

サブプライムローンショックを題材にしたリベンジサスペンス。

ウォール街の奴らに食い物にされた末端の庶民が

ウォール街の奴らに復讐する話。

警備員やってる主人公は真面目なやつで

仕事もちゃんとやってんすけど、

奥さんが病気で薬代がかかるんすよ。

継続的に薬を飲めば治癒する見込みが高い。

契約してた保険は限度額が設定されてて

こういう場合に使えないようになってて、

金がどうしてもいるんすけど、

全財産を投資に回してたのが

金融ショックで紙くず同然になった上に

追証を6万ドル払えという請求までくることになった。

資産は失った、さらに金まで請求される、

嫁は薬がなければ病気が悪化する。

なんてこったい。

俺はまじめに働いて妻と暮らして子供を作って

というささやかな生活をしたかっただけなのに、

どうしてこうなったみたいな感じ。

投資というものは得する時もあれば損することもあるから

すべて自己責任ですよと言われればそれまでなのだが、

クズ同然だと知っててクズ金融商品を売りつけておいて

自分たちはまんまと売り抜けて

なんの罪にも問われないウォール街の金融屋は

はたしてまっとうな商売をしているのかというね。

憤りがあるわけです。

ウォール街で何百億円というボーナスを手にする側からすれば、

騙された奴が馬鹿なのさ、

そういう世の中だってことさということなんすけど、

騙されてそのまま泣き寝入る奴ばかりとは限らないぜっていうね。

この映画みたいな事件っていつ起きてもおかしくないけど

案外起きないのは、

やっぱり何をしようが、どういう手段であろうが

金を手にした奴が成功者でそのかもにされた奴は敗者だ

それが当然みたいな考え方がアメリカでは当たり前だからなのかねえ。

続きを読む

『ロスト・ボディ』を見た【映画】消えた死体の謎、スペイン発のサスペンスミステリードラマ



ロスト・ボディ


復讐の物語。

いまどき珍しいどっぷり火サスなサスペンス。

こってこての2時間テレビのサスペンスが

見たいという気分の時にはぴったりな映画だった。

死体安置所から死体が消えた!

消えた死体は金持ちの女で

夫によって殺されたのではないかという嫌疑が浮かび上がって、

警察は夫が死体を隠したと捜査する、

夫は妻が実は生きていて

復讐しようとしているのではと疑う。

消えた死体の謎を中心に

徐々に明らかになっていく真相。

そして、最後に実は全ては仕組まれたことだと

真犯人がご登場。

どっからどこまでも火サスの雰囲気です。

まあ、最後に崖の上で真犯人が

全てを説明するシーンはないですけども、

目的を遂げた犯人が長々と解説はしてくれます。

これが探偵物の火サスだったら、

ここで探偵が登場して、

そんな復讐をしても奥さんは喜ばないぞ、

娘さんの幸せを考えろ!と情に訴えた説得をして

泣き崩れる犯人みたいな結末になるところですけども、

これはそういうこともなく、

計画完了というところでエンドです。

日本なら浪花節なエンディングを付け加えるとこだけど、

スペインはドライなんすかねえ。

まあ、どうなんすかねえ。

なんか中盤すごく中だるみしたような感じです。

話が進まないなあみたいな。

警備員が冒頭にあわてて逃げてるところを

車に轢かれて重症になるとか意味あるようでないような気がした。

意識が戻って何か重要な証言をするのかと

思ったら、怪しい男に銃撃されてあせって逃げたというだけで

意識が戻ったところで全然、話が進展しない。

大雨で護送車がなかなか到着しない。

続きを読む

『霧の旗』を見た【映画】松本清張原作、山田洋次監督、倍賞千恵子主演のサスペンスミステリードラマ




霧の旗

復讐の物語。

真犯人はわかりません。

兄は無実だったのか、有罪だったのか。

それもわかりません。

ただ、その人の中ではそうなっているという事実があるだけ。

真実はわからない。

妹は兄の無実を疑わない。

だから、高名な弁護士は正義の人なのだから、

協力してくれるに違いないと思っている。

まあ、劇中でも言われてますけど、

弁護士も商売なのだから

お金がない人の依頼を受けるわけにはいかないわけで、

貧乏人の依頼を断った弁護士に

落ち度は特にないのだが、

それは第3者として俯瞰で見た場合でしかない。

当事者の妹からしたら、

そんな正論は意味がないのです。

あなたが引き受けてくれていれば

兄は死刑にならずにすんだんです。

そんな無茶なってことっすけど、

彼女の中ではそれが事実なのです。

その彼女の中の正義に逆らった弁護士に

偶然を利用して復讐をするのは

彼女の中では矛盾がないのです。

ここが怖いとこっすねえ。

一般論とか正論とかで考えるとおかしなことでも、

当事者にとってはおかしくないわけで。

まあ、復讐ってそういうものですね。

本人には復讐するに足るだけの理由があるが

他人にはそれが理解し難い。

怖いなあ。

原作は松本清張で監督は山田洋次。

これぞ松本清張って感じの話だよなあ。

犯人当てのミステリーじゃなくて

犯人の動機、その動機が生み出される社会状況の

描写に重きをおいたミステリーになってる。

続きを読む

『三匹の侍』を見た【映画】五社英雄監督、丹波哲郎・長門勇・平幹二朗主演、娯楽時代劇




三匹の侍


モノクロ時代劇。

見てて、あれ?この設定どこかで見たなみたいな

既視感がバリバリに出てきたんすけど、

これはテレビ時代劇の「三匹が斬る!」じゃないすか。

別々に行動していた3人の浪人が

庶民を踏みにじる巨悪に気が付き共闘する

勧善懲悪時代劇。

3人のキャラクター設定も同じ。

荒々しい野武士風と

ニヒルな都会風侍と

槍使いのコミカル系の3タイプ。

原作が同じなのか企画者が同じなのか、

雰囲気はそのまんま同じでした。

いやー、三匹が斬る!は子供のときにけっこう見たなあ。

1話完結タイプで毎回毎回

3人は別々なんすけど、最後には合流することになって

一緒に戦うことになる。

1つの事件を3方向から描くってかんじで

うまくできてたなあみたいな印象が残ってますねえ。

キャストは役所広司に高橋英樹に春風亭小朝とはまってたし。

こっちの三匹の侍も、ワイルド丹波哲郎、ニヒル平幹二朗、コミカル長門勇と

ドハマりしてるキャスティングになってました。

農民が大名に直訴を画策して

代官の娘を人質にする話。

そこに偶然居合わせて農民側につく丹波哲郎、

代官に雇われている用心棒の平幹二朗、

牢屋に入ってた長門勇の三浪人が絡んでいくという構成です。

強者の横暴に反抗を企てる弱者。

3人は侍なので強者側なんすけど、

侍の誇りがあるので、農民側に理があるとあえて農民側につく。

特に丹波哲郎は熱いですねえ。

行きがかり上、見物してるだけだと言ってたのに

最後は農民側のリーダーみたいになってます。

武士は食わねど高楊枝じゃないすけど、

その日暮らしの素浪人でも精神は侍。

卑怯なことはしたくないし、許せない。

上に立つ侍こそ自分に厳しく正直でなければならないという

根っからの大真面目。

続きを読む

なんだかとってもファンタが飲みたいね【ドリンク・食】

ファンタグレープ


ファンタ グレープ

俺にファンタを飲ませろ~。

なんだか無性にファンタが飲みたい時があるんすよ。

けっこう昔からファンタってありますよね。

瓶のファンタとかあったなあ。

1958年から発売されてるらしいから

続きを読む

『愛の渇き』を見た【映画】三島由紀夫原作、浅丘ルリ子主演文芸ドラマ



愛の渇き

三島由紀夫原作の愛憎ドラマ。

なかなかよかったっすね。

若い浅丘ルリ子がお美しいったらないね。

和服もいいし、ふっくらほっぺの美人ってかんじで。

なんか複雑な家庭なんすよ。

一家を取り仕切る主と浅丘ルリ子はできてるんすけど、

浅丘ルリ子は主の次男の嫁だったわけで。

次男は亡くなってる。

まだまだやるきまんまんで枯れない老人と関係をもちながら、

屋敷で働く若い使用人の男に惹かれていく浅丘ルリ子。

若い男を石立鉄男が演じてるんすよ。

石立鉄男って、おい、チー坊って言ってるもじゃもじゃ頭のおじさん

というイメージしかないんすけど、

この映画の石立鉄男はほんとに若くて同じ人とは思えない。

え?愛してるとかよくわかんないっすねみたいな、

肉体の赴くまま、気の向くまま女と寝る。

若さの象徴みたいな男。

浅丘ルリ子演じる女は、その若さにひかれるし、嫉妬もする。

女中が妊娠して、相手が若い男だとわかると、

子供を堕胎させ二人が一緒にならないように

意地悪をするのだけど、

若い男はなんとも思ってないわけで。

浅丘ルリ子が一人で盛り上がっちゃってるわけよ。

羨望し嫉妬し憎み、愛しと気持ちが変化し、

その変化に身悶えしながら苦しんだというのに、

その肝心の相手は、まったく意に介してないわけで。

鈍感というか、無頓着というか、天然というか。

そういう男が許せなくなって、

感情が爆発した結果があれですもんね。

女の情念ってやつは強い。

続きを読む

『網走番外地』を見た【映画】石井輝男監督、高倉健主演、刑務所任侠ドラマ



網走番外地


高倉健さんの任侠物。

任侠物といっても、網走の刑務所が舞台なので、

ヤクザのきったはったはありません。

刑務所での先輩受刑者との揉め事があったり、

嫌な看守に嫌がらせしたりの刑務所ものの定番な展開が前半。

後半は、脱獄するかしまいか、

脱獄をさせてしまうと同室の自分もただではすまないので、

脱獄計画をどうにかストップできないのかという葛藤の映画になる。

高倉健の母親がガンで様態が悪い、

一刻も早く出所したいけど、刑期はあと半年というところで、

仮出所が認められたらもっと早く出られるのだけど、

脱獄騒ぎが起こると全部ぱあになるわけで、

極悪人というわけではない高倉健は悩むんすよ。

脱獄計画を密告すると密告者ということでどこに行っても袋叩きになるし、

脱獄に参加したところで意味がない、

待ってたら刑期満了が近いんだから、

でも、見て見ぬふりしても濡れ衣で同罪になるだろうっていうね。

そういう葛藤。

絶体絶命か~っていうところで、

意外な人物が助け舟を出してくれる。

これも定番な感じですね。

地味でおとなしい人物が、実は超大物だったというやつ。

なんとか切り抜けたと思ったら、雪山で脱走騒ぎに巻き込まれる高倉健。

手錠でつながってたやつがトラックから飛び降りて、

高倉健も飛び降りざるを得ない感じで

脱走する気のない高倉健は脱走犯になってしまう。

なんという皮肉。

また、手錠でつながった奴がゲスいやつで、

高倉健が脱走の首謀者だと言うって脅すわけ。

しかも逃げる途中の民家で女性を殴って怪我をさせる。

これでもう逃げるしかないという状況に追い込む。

その怪我させた女性ってのが、

高倉健の仮出所のために請願書を出してる保護司の先生の女房なんすよ。

保護司を演じているのは丹波哲郎。

あいつは馬鹿野郎だと怒りに燃える丹波は猟銃装備で高倉健たちを追う!

トロッコに乗ってトロッコチェイス!

まあ、最後はなんか良い感じにほっこりにまとまってました。

続きを読む

『トランス』を見た【映画】ダニー・ボイル監督ジェームズ・マカヴォイ主演、スタイリッシュ・クライム・サスペンス



トランス [DVD]

どーしてわかった、俺がパイパン好きだと?って

主人公が驚くとこで笑っちゃったなあ。

なんか変わった映画でしたよ。

絵画泥棒かなんかの話だと思ってたんすよ。

泥棒たちの騙し合い化かし合い系のサスペンスかと

思って見始めたわけです。

確かに前半はそんな感じなのです。

ヴァンサン・カッセルたちが絵画のオークション会場を襲って

ゴヤの「魔女たちの飛翔」をまんまと盗みだすシークエンスから始まる。

内部の人間で手引をしたのはジェームズ・マカヴォイ。

作戦成功!と思ったら、

協力者のはずのマカヴォイが

途中で絵画をどっかに隠してしまっていた。

殴られたマカヴォイは記憶喪失でどこに隠したか思い出せない。

記憶を取り戻すために、

催眠療法士のロザリオ・ドーソンのとこに行くわけ。

ここまでは、ふむふむクライムサスペンスで

これはおもしろそうっすねって感じだったのだが、

ロザリオ・ドーソンが出てきてから

話が停滞しだして、

絵画の行方がどうでも良くなってくるのです。

え?何してんの、君ら、絵画はどうしたんすか?みたいな。

なぜか、私を仲間に加えなさいよとロザリオ・ドーソンは

ヴァンサン・カッセル一味に参加することになって、

ヴァンサン・カッセルとセックスして

ジェームズ・マカヴォイとセックスして

何をしてんだこいつらはみたいな。

ロザリオ・ドーソンが

偶然知り合った心理療法士ではないのは

意味ありげなそぶりが最初からあるし

行動が不可解なのでわかるのだが、

特にこいつあやしいぞ!とかいう展開はない。

まったりHしてます。

ジェームズ・マカヴォイは記憶喪失を

催眠術で取り戻そうと幻覚と現実をふらふらしてて

トリップ状態であへあへ状態。

俺は思い出したいのか、思い出せないのか、

何があったのかなかったのか、

続きを読む