2013年09月30日

映画『肉体の門』を観た



肉体の門

肉体関係。

人間、肉体にこそもっとも価値がある。

戦後の闇市で体を売ってたくましく生きる女たちの話。

騒がしい騒がしいのなんの。

なんかセリフがよく聞こえないんすけど。

怒鳴ってて音質もあんまりよくないので

何を言ってるのかよくわかんないなあみたいなとこも

ありましたけども

それも活気の表現だと思って見れたね。

パンスケが共同生活してるんすよ。

男とはタダでは寝ないという掟の元に

たくましく体を駆使して稼ぐ女たち。

男に惚れてただで寝てるやつには

はりつけムチ打ちのお仕置きをしたりします。

敗戦の痛手を体一つで乗り切る覚悟を持った女たちってとこかなあ。

負けた惨めさ、戦争で奪われた平凡な幸せ、

弱肉強食の世界。

すべてに呪詛を吐きかけながら、

女としての肉体ひとつで生き残るサバイバル。

ふかしイモを喰い、焼き鳥にかじりつき、

強引に客引きして男と寝て金を稼ぐ。

体を使った女たちの復讐。

そんな女たちの中に、宍戸錠が紛れ込む。

宍戸錠も己の肉体一つで戦後の弱肉強食を生き延びている男。

まあ、物資を盗んだり、追い剥ぎしたりしてるんすけど、

筋骨隆々としたにくたいの持ち主で、

そんな彼が女たちのところに転がり込んだことで

女たちの心が揺さぶられる。

彼の気を引こうとパイ缶を買い込んだりしだす。

あたいたちは体一つでこの世で生き残ってやると

息巻いていた女も、魅力的な肉体をもち

その肉体でサバイバルしている

そういう逞しい男と一緒になりたいという

思いは消えていないのだ。

男と女の関係は肉体の結びつきが最高だと着物きた姐さんが

言ってましたけども、

精神どうこうよりも肉体関係のほうが上位にくる

というのはなんかわかるような。

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2013年09月29日

映画『藁の楯』を観た



藁の楯

なかなかおもしろかったっすね。

途中、みんなで会議するのがおかしくて

笑っちゃったけどね。

死に際とかに解説的というかまとめ的というか、

このキャラクターはこういう人かあ〜みたいな

わかりやすいセリフをひと通り言うとか、

けっこう笑っちゃうけど、

なかなかおもしろいことはおもしろかった。

人が多いのがよかったのかなあ。

とにかく警察官の数が多い。

群衆シーンの警官の数が

ケチってないのがよかった。

こんなに集まってどうすんのと感じるぐらい

群衆がみっちりと映像になってて、

映像密度が高かったのがよかったのかも。

邦画はああいう群衆シーンがスカスカなのが多いからなあ。

まあ、ツッコミどころというか

どういうこったみたいなところは多いです。

藤原竜也を殺したら10億円と山崎努が言ったら、

警官やら看護師やらヤクザとかチンピラとか

切羽詰まったおっさんとか大量にヒットマン化した一般人が

襲い掛かってくるのだが、

10億円本当にもらえるかどうかわかんないのに

人生かけて藤原竜也を殺そうとする人が

こんなにたくさんでてくるもんかなあという疑問。

殺すだけじゃダメでけっこう10億円のハードルは高いんすけど、

10億ぽっちで殺人者になる道を選べるだろうかというね。

まあ、そう思ってるところに、

余貴美子の個人タクシーが出てきて、

なんか貧困層が家族に金を残すために

藤原竜也を殺そうとしてるらしいよと解説してくれる。

貧困層がと言われて納得するようなしないような。

変といえば、松嶋菜々子。

松嶋菜々子のヅラ感満載のショートヘア。

あれなんかヅラっぽかったし、

成績優秀なSPという設定もなんか違和感があったなあ。

うっかりミスを連発してて、

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2013年09月28日

映画『恐怖のメロディ』を観た



恐怖のメロディ

なんなんすかねえ、これは。

クリント・イーストウッドの初監督作品ということで、

初監督作品には、

その監督の本質というか、それまでの凝縮されたエキスが

ドピュッと反映される濃さがあると思うんすけど、

クリント・イーストウッドって

これがやりたかったのか?嘘だろみたいなつまらない作品なんすよ。

女をとっかえひっかえするラジオDJが

一夜のヤリ捨て女だと思って寝た女が、

イカれてる人でストーキングされるっていう話。

ストーカー映画。

ストーカーという言葉が一般に定着する前ですね、これは。

危ない女には気をつけろっていうことなのか、

ヤリチン男はたまにはこういう危ない女と

ぶつかることもあるさっていうことなのか、

なんなのかよくわからない。

というか、ストーカー女は

クリント・イーストウッドと寝る前に

わたしいつもラジオ聞いてて

あなたのファンでバーで待ち伏せしてたのと

わたし危ない女です宣言してるんだけど、

クリント・イーストウッドはそれ聞いて

帰ると1回は言うけども、一晩だけという約束して

ちゃっかりHしてんの。

いやいや、あぶねえだろ、こんな女。

後腐れなくすっきり遊べるような女じゃないのわかるだろっていうね。

このラジオDJは相当なヤリチンなので危ない女とわかっていても

やっちゃうんですよ。

ちょっと病気じゃないかみたいな。

セックス依存症的ななにかみたいな。

前の彼女と別れた原因も

女をとっかえひっかえ浮気するからなのです。

そんで、一発やって終わったと思ってるクリントの家に

ストーカー女が押しかけ女房。

自殺騒ぎに掃除のおばちゃん殺害未遂騒ぎ。

その間、クリント・イーストウッドはのんきに元カノと

よりを戻そうと森のなかで青姦です。

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2013年09月27日

映画『鷲は舞いおりた』を観た



鷲は舞いおりた

これはどうなんすかねえ。

名作と名高いジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」の実写映画作品なんすけど、

小説は、昔、読み始めたけども

いまいちで途中でやめた記憶があるので、

映画なら2時間でいけるから

見てみたんすけど、いまいちだったかなあ。

もっと玄人な軍事作戦描写のサスペンスかと思ってたんすけど、

かなりヒロイックというか、

劇としての装飾が過多な白々しい物語になってて、

あんまりおもしろいとは思わなかったっすね。

シュタイナー大佐だっけ、

チャーチル誘拐という無謀とも冗談ともいえる作戦の指揮をとる

男の設定がまずやりすぎ。

しょっぱなに大佐がどういう男なのかというのを

見せるためのシーンがあるんすけど、

明らかにやりすぎです。

逃げたユダヤ人をかばうというシーンがあるのだけど、

こんなあからさまな反抗ができるわけがない。

歴戦の勇士だかなんだか知らないが、

自分はおろか部下たちも反逆罪に問われるようなことを

平然とやるんすよ。

まあ、シュタイナーという人は根っからの軍人気質で

武器を持たぬ弱者を一方的に痛めつけるのを良しとしない

人なんだというのを見せるためのシーンなんだろうけど、

やりすぎで、絵空事過ぎて萎える。

あとね、ポーランド軍に化けて村に潜入するんすけど、

俺達はスパイじゃない、ドイツ軍人として戦うのだから、

ポーランド軍の軍服の下にドイツ軍の軍服を着用するって

馬鹿なのか?

いやいや、気高い精神、軍人としての高いプライドというのは

わかるけども、作戦を真剣に成功させたいとおもったら、

そんな危険なことできるわけないだろっていうね。

チャーチル誘拐という空前絶後の作戦成功を

印象付けるために

ドイツ軍服を着用することを上から命令されたとかならわかるけど。

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2013年09月26日

映画『略奪愛』を観た



略奪愛

浮気するなら命がけ映画。

なんか時代を感じるなあ。

タバコが小道具で使われてて、

黒木瞳がぷかぷか吸うシーンが多いのも

最近は嫌煙ブームでドラマや映画で

タバコのシーンが少ないので

時代を感じましたな。

なんか黒木瞳さんは、こういうラブストーリーというか

どろどろの恋愛劇というか、

ヌード濡れ場がある映画にかなりの数

出演してるという印象があるんすけど、

なんかいつも脱いでるような印象があるんだよなあ。

でも、黒木瞳の女体は、

女体っていう感じがあんまりしないんすよ。

意外と筋肉質で無駄な贅肉がまったくなくて

どっちかというとアスリートみたいな体型してるんすよ。

だから、あんまり女の色気を感じさせる体をしていない。

でも、役柄は女の情念を燃やして

体ごとぶつかってくるみたいな女の役なんすよねえ。

素材的には女の要素が薄いけど、

演技力で女を感じさせているみたいな。

そう思うとけっこう演技派なのかもしれないっすねえ。

宝塚歌劇団で女役してたから、

女性という性を演じるのはうまいのかもなあ。

見た目は男っぽいんだよなあ。

見どころは、やっぱ最終決戦だろうか。

萬田久子と黒木瞳がタイマンで殺しあう最終バトルのシーンは

すごい迫力です。

完全にいっちゃってる人状態で

うわ言をつぶやいて現実と夢の間みたいな黒木瞳に、

連続ビンタを食らわせてどうにか逃れようとする萬田久子。

気のふれた女同士のサバイバルゲーム。

迫力あったなあ。

もとはといえば浮気してた古尾谷雅人が悪いような気がするのだが、

女は女に怨念を向ける。

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2013年09月25日

映画『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い』を観た



ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い

うーむ、なんだかなあ。

シリアスにやろうとしてるけども、

結局、どこかぬるい雰囲気というか、

ドタバタアクション映画になっちゃってんすよねえ。

最初のシーンで、これはシリアス系にはならないな

という気がした。

主人公は消防士なんすけど、

最初の火事の描写が舐めきってるんすよ。

炎を舐めてるし、消防士という職業を舐めきった

軽い感じで描いちゃってんの。

火事場から酒を救出してフォー!今日は祝杯あげるぜフォー!みたいな。

完全におふざけモードでやってるもんだから、

この映画のトーンっていうのが、

この火事の描き方一つでわかるわけ。

シリアス路線じゃないんだなと。

その後のコンビニでの悪役登場の

バイオレンスシーンはなかなかのもんだったので

持ち直すかと期待もしたけど、

やっぱりダメだったなあ。

ブルース・ウィリスら役者たちは大真面目に演技はしているのだけど、

どことなく漂うイマイチな空気は消せない。

殺し屋の狙撃シーンにしたって、

おお!って感じで始まるんすけど、

終わり方がなんだこれみたいな。

車でブーンって突っ込んでくるのなら、

とどめをさしにいけばいいのに、

なぜか撤退する。

撃たれた仲間の回収をしなくちゃいけないから撤退したんだろうけど、

その仲間もすぐに見捨てるし、

あいつはできる殺し屋なのか間抜けなのかよくわからない。

ロザリオ・ドーソンも死んだと思ったら、

全然、無傷で生きてるし、どうなってんだと。

頭にクリーンヒットしたように見えたのだが、

かすっただけだったようです。

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2013年09月24日

映画『ゴーストライダー2』を観た



ゴーストライダー2

テンポはいいし、

ニコラス・ケイジの顔芸はいつもどおりにキレてるし、

骸骨炎の映像もいい感じなんすけど、

なんかこれといって

よかったとか悪かったとかいうところが

見つからない映画だったなあ。

1もどんな映画だったか印象に残ってないんすけど、

この2も見ても見なくてもいいタイプだなと。

つまらないということもないけども、

見ておもしろかったーとか、

あれはこれでああなってんのかなとか

内容についてあれこれ考えることもないし、

ほんとにどうでもいい感じ。

ボーボーに燃えてるガイコツがバイク運転して

暴れまわってるという絵面が

おもしろくないということはないはずなのに、

なんか引っかかるところがまるでない。

悪魔が新しい体につかうために

人間の女に産ませた少年を探してて、

儀式の日まで逃すようにゴーストライダーは黒人僧侶から依頼される。

うまくやってくれたら、

ニコラス・ケイジに取り憑いてるガイコツを

お祓いしてあげるってことで、

ニコラス・ケイジはこのミッションに協力することにっていう話。

悪魔と契約したから、

燃える髑髏になってるのに、

お祓いしてガイコツを追い出すことなんてできるんすか

という基本的な疑問があるのだが、

契約破棄にできる秘術みたいなのがあるってことっすかねえ。

まあ、けっこう簡単にガイコツを追い出せてましたけども、

再契約でまた燃えるしゃれこうべバージョン2になってましたな。

炎の色が赤から青に変わってたけど、

いいやつになったってことかなあ。

あのファイヤードクロってもともとは天使だったらしいぜ。

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2013年09月23日

『キラー・スナイパー』を観た【映画】ウィリアム・フリードキン監督、マシュー・マコノヒー主演、ブラックユーモアあふれるクライム・サスペンス



キラー・スナイパー[Killer Joe]

マン毛わっさーとフライドチキンフェラの映画。

これはサスペンスコメディとでもいえばいいのかな。

ジャンルとしては

どこにカテゴリーすればいいのか迷うところですねえ。

トーンはクライム・サスペンスです。

大真面目な。

保険金殺人を企む家族の話で、

息子が父親と妹と父親の再婚相手と一緒に

父と別れた母親の殺人を企てる。

息子はドラッグがらみの取引でへまして

金を埋め合わせしなくちゃいけなくて

早急にまとまった金が必要になった。

そこに母親が妹のドティを受取人にしている

保険に入っているという話を聞いて

母親の殺害を計画。

殺しはプロの殺し屋を雇うことにする。

その殺し屋とは、刑事のジョー。

マシュー・マコノヒー演じるこの刑事がまた変態というか

危ない空気プンプンなんすよ。

表向きは冷静で紳士できっちりしているのだけど、

こいつド変態だなっていうね。

ただの危ないロリコン野郎じゃないすかみたいな。

息子はドラ息子。

父親は鉄工所かなんかやってるんすけど、

正直者だけどちょっと頭が鈍いみたいな男。

再婚した女はマン毛ぼーぼーで乳首ビンビンな女。

ジーナ・ガーションが演じてたけど、

いきなり下半身裸で登場で度肝を抜かれた。

いきなり下半身のジャングルを晒して登場だもんなあ。

妹は不思議系、赤ちゃん体型電波女ってところ。

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2013年09月22日

映画『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』を観た



シャドウ・オブ・ヴァンパイア

ノスフェラトゥを演じるウィレム・デフォーにつきるね。

このおもしろ演技だけの映画っすねえ。

ヴァンパイア映画の傑作といわれる「ノスフェラトゥ」が

どのように撮影されたかの内幕ものなんすけど、

監督を演じているのはジョン・マルコヴィッチ。

芸術のためなら

人の命なんぞどうでもいい系の

自分の世界を持ってる系の監督です。

そんで、吸血鬼の映画を作るにあたって

吸血鬼役を本物の吸血鬼にやらせることにするんすよ。

言うとおりに撮影したら

女をやるという契約で

撮影隊を引き連れてノスフェラトゥのとこに来るわけ。

脚本家やカメラマン、役者たちは

そのことを知らない。

ウィレム・デフォーは役作りに没頭する役者バカだと

紹介されているので、

すごい演技だとかいってみんな感心してんの。

ウィレム・デフォーの顔の演技がおもしろすぎる。

まあ、怖い話なんすけどね。

自分の芸術のためなら、他人の命を簡単に犠牲にする

危ない芸術家のお話なので

狂ってるわけです。

吸血鬼も言うこと聞かなくて、

撮影が終わってないのにカメラマンとかスタッフを襲って

血を吸ってる。

こんな危険な怪物を使って

迫力ある吸血鬼映画を作りたいなんて異常。

だから、怖いはずなんすけど、

なんかコミカルで笑えるんすよねえ。

ウィレム・デフォーの動きとか表情とかが

面白すぎて、だんだんとゆるキャラみたいに見えてくる。

吸血鬼ノスフェラトゥの撮影の裏側を見せる面白さはある。

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2013年09月21日

映画『クローンは故郷をめざす』を観た



クローンは故郷をめざす

うーむ、ポエジーっすねえ。

ノスタルジーっすねえ。

SFなんすけど、

サイバー系のSFじゃなくて、

記憶や思い出を扱う懐かし系のSFでした。

クローンという装置を使って、

ノスタルジーのドラマを作ったって感じかな。

クローン技術により、

肉体はもとより、記憶のバックアップも可能となり、

元の人間とまったく同じに複製が可能となった世界。

宇宙飛行士の及川光博は、

自分が死んだ場合、クローンによって再生するという契約に同意する。

クローンとはいえ自分とは別の人間だし、

なんか腑に落ちないとこもあるのだが、

死んだらクローンで再製することを選ぶ。

それには、幼年期に双子の弟を失ったことが

大きく関係していたのだ。

みたいな。

子供の頃の記憶のシーンもけっこう長くあります。

子供の頃に体験したことを

クローンになった及川光博が

また同じように体験してしまうという因果なシーンがあって、

なんか、共鳴っていうやつですか、

本体とクローンにはまだ解明されていない

不思議なつながりがあって

共鳴しあっているみたいなことを

科学者が言ってましたが、

あれはまさに共鳴。

本体と第一クローン、第二クローンが共鳴しあっている。

そしてモヤモヤの中を去っていく。

なんかどうなんすかねえ。

けっこう長く感じたかな。

雰囲気系のSFとしては

なかなかよかったんすけど、

ちょっと長いと思っちゃったね。

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posted by ビショップ at 19:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする